P.N.「神から守(かみ)へ、人から猿人へ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2022-08-17
森の神と言うより、ほんの小さな森の守(まもり、かみ)。
人として冷静沈着に行動する知性は後退し、野性的なコントロール力を欠いた、猿人へと成り下がる。
インド映画らしい、苦闘の末に、神仏の救いの世界が広がる華やかさは後退し世俗的な、争いに、象を巻き込んで展開するようなストーリー。
人生にある歌と踊り、命への讃歌もなく、すっかり精彩を欠いたインド映画。
ダイナミックさもなく、小さなコミュニティの象にまつわる、争い。
すべての生命活動が、神であるからして、インド映画の原点を忘れてしまって残念。