背 吉増剛造×空間現代 作品情報
せよしますごうぞうかけるくうかんげんだい
80歳を超えてなお旺盛な創作活動を続ける日本を代表する現代詩人・吉増剛造。本作は彼が、ECD、灰野敬二、劇団・地点、飴屋法水とのコラボレーションでも知られる先鋭的なオルタナティブロックバンド・空間現代と、京都の小さなライブハウス「外」で2019年に行った、ある朗読ライブ《背》の記録だ。吉増剛造はその年の夏、かつて津波を引き起こした海に面する宿の小部屋で、窓の向こうの海に浮かぶ霊島・金華山を眺めながら、その地に足を踏み入れることなく、詩を書いた。それは今、世界が閉ざされる経験をした後の我々には予見的で、象徴的にも感じられる。その詩に歌人・斎藤茂吉の短歌からの引用を加え、マスクや目隠しを用いながら、声の限りに叫び、また朗読し、録音を再生し、ありったけの力で透明なガラスにドローイングする……。鬼気迫るライブ・パフォーマンスの全編を凝視し、詩人の言葉の“背”後を浮き彫りにする。
「背 吉増剛造×空間現代」の解説
80歳を超えた日本を代表する現代詩人・吉増剛造が、オルタナティブロックバンド“空間現代”と京都の小さなライブハウスで行った朗読ライブを記録したドキュメンタリー。鬼気迫るパフォーマンスの全編を凝視し、詩人の言葉の“背”後を浮き彫りにする。監督を務めたのは、「眠り姫」「のんきな姉さん」の七里圭。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年10月8日 |
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キャスト |
監督:七里圭
出演:吉増剛造 空間現代 |
配給 | チャーム・ポイント=シネマトリックス |
制作国 | 日本(2021) |
上映時間 | 62分 |
(C)charm point
予告編動画
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