P.N.「自然はまた、自分自身。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-07-15
ある意味完成形となりました。
『神々の山嶺』のアニメが上映されている時期、カナダと言うフランス文化の濃い影響を受ける地の若者の飛び抜けた才能に素晴らしいと感嘆するばかり。
偽りのない自然が相手だけあり、登場するアルピニストが、スピリチュアル・カウンセラーのように、本質から人生を生きているのがわかる。俳優並の存在感も驚き。
若者を育てた母親は、まるで映画の役の母親のよう、息子は母親に似るが如く、本質から、人生に取り組んでいる。
自然を相手にしている人々とらしく、本物の人間とは、本質から生きるとは生きざまで教えている。
主役の若者も、大きな夢を抱き、決して、無謀な行動ではなく地道な訓練の成果だと伝える。
当初は、楽しみを前面に出していた表情から、最期には、恐れから、表情に曇りがみてとれる。
ラストの展開は、念願の夢を実現したからなのか?単独登頂をしなかったからか?パートナー経験不足からか?わからない。
ただ、自然と戯れる若者のイキイキとした登頂に素晴らしいの一言。あなたの人生にこの評価を捧げます。