義足のボクサー GENSAN PUNCH 作品情報
ぎそくのぼくさーじぇんさんぱんち
沖縄。母(南果歩)と2人で暮らす津山尚生(尚玄)は、幼少期に右膝下を失った義足のボクサーである。実力の確かな彼は、プロボクサーを目指し日々邁進していた。しかし、日本ボクシング委員会にプロライセンスを申請するが、身体条件の規定に沿わないとして却下される。それでも夢を諦めきれない尚生は、フィリピンへ向かう。フィリピンでは、プロを目指すボクシング大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、義足でも毎試合前にメディカルチェックを受ければ同じ条件で挑戦できるのだ。尚生は、フィリピンで夢への第一歩を踏み出す……。
「義足のボクサー GENSAN PUNCH」の解説
義足の日本人がフィリピンでプロボクサーを目指す実話を映画化。幼少期に右膝下を失った尚生は、義足でプロボクサーを目指してたが、日本では身体条件の規定に沿わないと却下される。そこで、義足でも条件を満たせばプロボクサーになれるフィリピンに向かう。監督は、「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」で第62回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したフィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサ。出演は、「ハブと拳骨」の尚玄、「映画 おそ松さん」の南果歩。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年6月3日 |
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キャスト |
監督:ブリランテ・メンドーサ
出演:尚玄 ロニー・ラザロ ビューティー・ゴンザレス ジェフリー・ロウ 南果歩 |
配給 | 彩プロ |
制作国 | フィリピン=日本(2021) |
上映時間 | 110分 |
(C)2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「僕さぁ~、なんくるないさぁ~。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2022-06-17
タイトルから少し躊躇しそうだが、ポスターにキラリと光るモノを感じた。
対戦に熱くなると言うより作品、ドキュメンタリー的手法で、ドラマチックに展開する主人公と人々の自然な演技に、胸のあたりが熱くなる。
夢を諦めない主人公と様々な人々との人間模様が、熱く、ボクシングを超えた爽やかな光を醸し出す作品。
キリスト教徒が多いフィリピン、聖母マリアの篤い信仰心と母性愛の強い、おばぁのなんくるないさぁの精神の沖縄。
どこかしら通ずるモノがある。
男の世界と言うイメージのボクシング、けれど、それを支えるのは、やはり、女性、母性愛、聖母の愛。
大変な困難を乗り越えてと言うより、汗と涙と爽快感に胸の奥が熱くなる作品。
誰かにオススメしたくなるキラリと光る作品です。