P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-07-04
📚マーガレット・クアリーに惹かれて観た本篇,映画[プラダを着た悪魔]風な処も在ったけれども,作家と本の出版を繋ぐエイジェンシーの世界が垣間見られて興味深く
まいにゅーよーくだいありー
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📚マーガレット・クアリーに惹かれて観た本篇,映画[プラダを着た悪魔]風な処も在ったけれども,作家と本の出版を繋ぐエイジェンシーの世界が垣間見られて興味深く
私はニューヨークが大好きだ。そして昔からサリンジャーも大好きだ。だからこの映画を観た。とても感動した。これは何よりもパワーを与えてくれたからだ。素晴らしいと思った。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
十代の時の必読書「ライ麦畑でつかまえて」…この小説を読めば他のサリンジャー作品が読みたくなって、そして彼自身のことをもっと知りたくなるというのは各国の愛読者にとって当然の流れだろう。しかしサリンジャーという作家、本国では、私が想像しているよりも遥かにどでかい存在だったと改めて思い知らされた。そして、オフィスに飾られたサリンジャーのポートレートがジョアンナに優しく微笑みかけるように感じられるのが印象的。
アメリカ、ニューヨークを舞台にした、アメリカではない他の国により制作された作品。
少し、ダイナミック、派手さはないので、やたらと期待して鑑賞すると、違うとは思う。並びの鑑賞者が、耐えきれず、貧乏ゆすりをして、鑑賞の邪魔になったが、忍耐強さは、身につけていないといけないいい歳だが。
忍耐強さにも繋がるが、どんな仕事にも無駄な事はなく、正に、彼女は、人生に必要な聞く力を学ぶ係を任される。
その仕事を通して、失敗もするが、それを通して、担当となった有名作家が、どう考え、生きているかを学び、自己信頼に行き着く。
アメリカンスピリットに触れ、作品は、上映中の『カモン カモン』『オードリー・ペプバーン』と重なる部分があるのも面白い。
彼女が、仕事を通し、アメリカンスピリットに触れた証だろ?