P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-03-02
古書店の青年と女子高生との純愛物語が世俗的な恋愛騒動と絡む。確かに親子の鉄棒シーンもユーモラスだ
あいなのに
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古書店の青年と女子高生との純愛物語が世俗的な恋愛騒動と絡む。確かに親子の鉄棒シーンもユーモラスだ
独裁政治は”清く正しく”を求めますね。「愛なのに」は不純で愚かな人達ばかりの映画。製作者達の意図を超えて、観客が様々な思いを巡らせているようだ。コロナ危機やロシアのウクライナ侵略など世界が怖い状態になってきている時に、映画館全体が軽い笑いに包まれるなんて幸福なひと時だ。一歩間違えたら後味の悪い作品を主役の瀬戸康史の清潔感が救っている。
主演の瀬戸康史が素晴らしい!彼が演じる古本屋の主、多田は社会の片隅で隠れるように暮らしているのに、自分勝手な人達が色んな要求をしてくる。多田は優柔不断でドジだけどお人よし。彼のベッドシーンにキリスト教の「神の御心」問題が絡んでくるのがおかしかった。
欲望のままに生きている大人の男女や青春時代の気まぐれな好意を寄せてくる女子高生を演じる俳優達が魅力を発揮しているのは、受けのうまい瀬戸康史のおかげ。また問題が起こりそうな予感のする終わり方だけど、面白かった。
「ルパンの娘」「コンフィデンスマンjp英雄編」「愛なのに」と次々と違う魅力を発揮して来る瀬戸康史。この次はリアルな悪役も見たいなあ!
思ってたのと違ってメッチャ笑える作品だった。
脚本は今泉力哉さん。
河合優実さんは主演。
この2つが目的で鑑賞。
30才の古本屋の多田に惚れている、河合優実さん演じる16才の高校生の岬の二人のストーリー。
一方、結婚を間近に控える亮介と一花に加え、ウエディングプランナー美樹の三人のストーリー。
この二つのストーリーが同時進行。
この関連性の無い2つのストーリーが繋がると予想は出来るけど、繋がり方がドギツかった(笑)
河合優美さんがとても良い!
主演と言うこともあるけど今まで観た彼女の作品の中でも本作が一番良かった。
無駄に多いと感じたSEX のシーンもちょっとした伏線になってて大爆笑。
笑える場面、ほのぼのする場面、ちょっとシリアスな場面など、色んなシーンが満載で大満足。
ラストの引き出物のシーンも良かった!
岬の喜ぶ笑顔がリアルで可愛いく幸せそう🎵
岬に振られた男の子が花束を投げ捨てる場面。その捨てた花を植えたりゴミを回収するシーン。
公園で子供が鉄棒で逆上がりするシーンも良かったです( ´∀`)