P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-03-08
ピーファス問題に斬り込んだ本篇,弁護士役のマーク・ラファロを観て見たいと想う
だーくうぉーたーずきょだいきぎょうがおそれたおとこ
総合評価4.25点、「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
ピーファス問題に斬り込んだ本篇,弁護士役のマーク・ラファロを観て見たいと想う
新聞やTVに一定の時間を消費しているが、テフロンの有害性やデュポン訴訟を見聞きした記憶かないので、自分が鈍感なのか日本では規制されたのか?
これほど広範かつ長く使われていたら最早取り返しかつかない。
個別訴訟でなく人類に対する犯罪で高額の懲罰賠償を課さないと駄目だ。
かなりな有名企業。大きな権力に立ち向かう一人の弁護士。打ち負かそうとする企業のやり方に腹が立つ。くじけそうになりながらも何度も立ち向かう主人公に勇気をもらう。
PFOA、PFOSの問題は、現代でもあり、日本でも沖縄の米軍基地周辺や、大阪での元軍需工場からも土壌汚染が報告され、国会にも訴えているが、日本の首脳陣もメディアも企業や米軍に恐れをなして、多くの日本国民に知らせようとしない。
自国の国民の健康を優先して考えておらず、懐柔して、黙らせてしまおうという姿勢は、この映画とまったく同じと思える。
まだ、日本では奇形などの被害が報告はされていないが、遺伝子レベルでの被害は今後報告されてからでは遅いのではないか、時効だと逃げ切ろうとしているのか、原因究明がされないように隠ぺいしているのではないかと思う。あらゆるもののフッ素の使用、テフロン加工製品の利用も怖くなってくる。
是非、上映期間を伸ばし、もっと多くの映画館で上映してほしいと切に願う。
映画を見ながら、体が震える想いがした。
遠いアメリカの昔の話と思わず、今もある、日本の足元である問題だと思って見てほしい。
実話ベースと言う事もあってハデなシーンは無かったけどこんな事実があった事に驚き。
米国デュポン社の開発したテフロンの製造工程から出る廃棄物。
これが動物や人間に影響を及ぼす事を弁護士のロブが孤軍奮闘しながら真相を究明していくストーリー。
一人の民間人からのお願いにロブが大手企業と法廷で争う展開。
デュポン社の人体実験に近い行為や隠蔽の事実に驚き。
ロブがデュポンにより殺されそうになるシーンにハラハラ。怖い。
ロブの正義感が素晴らしかった。
ラストに本人達が登場。
心の中で「ご苦労様」と言ってしまいました( ´∀`)