天才ヴァイオリニストと消えた旋律 作品情報
てんさいばいおりにすとときえたせんりつ
1938年、ロンドンに住む 9 歳のマーティンの家に、ポーランド系ユダヤ人で類まれなヴァイオリンの才能を持つドヴィドルがやってきた。同い年のマーティンと兄弟のように育ったドヴィドルはその才能を開花させ、 21 歳でデビューコンサートの日を迎える。しかしその晴れ舞台の当日、ドヴィドルは忽然と姿を消した……。35年後、コンサートの審査員をしていたマーティンは、ある青年のヴァイオリンの音色を聴き、愕然とする。彼が奏でるヴァイオリンは間違いなくドヴィドルにしか教えられないものだった。マーティンは長い沈黙を経て、ドヴィドルを探す旅に出る。なぜ彼は姿を消したのか? ロンドン、ワルシャワ、ニューヨークを巡り、その真相が解き明かされたとき、ふたりの止まっていた時間は再び回り始める。
「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」の解説
ティム・ロス&クライヴ・オーウェン競演、クラシックの名曲と世界をめぐる音楽ミステリー。将来を嘱望されていた天才ヴァイオリニストは、なぜ晴れ舞台の当日に姿を消したのか。ロンドン、ワルシャワ、ニューヨーク……その旋律に導かれ、35年前の真実を探す旅が始まる。監督は「レッド・バイオリン」「シルク」「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」などの音楽映画の名手フランソワ・ジラール。ハワード・ショアによる音楽とともに、激動の時代に兄弟のように育った二人がたどる旅路を、ブルッフ、バッハ、ベートーヴェン、パガニーニなどクラシックの名曲が彩る。また、21世紀を代表するヴァイオリニスト、レイ・チェンが本作のヴァイオリン演奏を務めている。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年12月3日 |
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キャスト |
監督:フランソワ・ジラール
原作:ノーマン・レブレヒト 出演:ティム・ロス クライヴ・オーウェン ルーク・ドイル ミシャ・ハンドリー キャサリン・マコーマック |
配給 | キノフィルムズ(提供:木下グループ) |
制作国 | イギリス=カナダ=ハンガリー=ドイツ(2019) |
上映時間 | 113分 |
公式サイト | https://songofnames.jp/ |
(C) 2019 SPF (Songs)Productions Inc., LF (Songs)Productions Inc., and Proton Cinema Kft
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予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「追悼唱歌~鳥は囀り人は鳴く~」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2021-12-22
名前における追悼唱歌。
作品自体が、レクイエム。「海の上のピアニスト」を鑑賞しているとより感慨深い。彼がニューヨークに足を踏み入れ、探し出す反対の役を。
タイトルからだとすっかり、ヴィオリンを主題にしたものかともおもうが、戦争に翻弄された人々の痛み悲しみを追悼唱歌し、悲しみを癒し死者をともらう作品自体がレクイエムと言える。
天才ヴィオリニストの音色に、人生の深味、重み、悲しみさえ感じ、涙する旋律。
ヴィオリンがキーワードだが、追悼唱歌と言うレクイエムと言える作品である。