P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-10-20
ドキュメンタリー映画アイ・アム・ヒッチコックの後で本篇を視聴ー。サイコやレベッカ等のヒッチコックTouchも巧妙に盛り込まれたミュージカル仕立て,映画ブラック・スワンとも共通するオブセッションも
らすとないといんそーほー
総合評価4.43点、「ラストナイト・イン・ソーホー」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
ドキュメンタリー映画アイ・アム・ヒッチコックの後で本篇を視聴ー。サイコやレベッカ等のヒッチコックTouchも巧妙に盛り込まれたミュージカル仕立て,映画ブラック・スワンとも共通するオブセッションも
🇬🇧ソーホー街1960年代の雰囲気再現にチャレンジした監督エドガー・ライト節炸裂
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
ソーホーという街を本作で知った。
その町はキャバレーが盛んな街だったらしい。
60年代のヒット曲をサウンドに花街特有のチープとネオンを映し出す。
内容は若い女の子が夢を追い悪い大人に飲み込まれてしまう無念と情念を主人公エロイーズが感受性が豊かゆえに巻き込まれてしまう。
劇中でもう一人の主人公がハスキーで瞳の奥がよどませながら歌い上げたダウンタウンは、この映画の行く末を暗示しているようにも思えた。
予備知識なしに観たが、全く眠くならない見事なエンターテイメント。
映画として、パーフェクトと言う作品。
60年代をとことん追求して、その世界を60年代が大好きなイギリスならではのスピリチャルな題材を女性の夢と夢の舞台と誰かの夢と恐怖の結末とが見事に、音楽、映像とシンクロして、展開する。
今に、60年代が目の前に侵食し、夢の世界も束の間、ハラハラ、ドキドキ。
「ベイビー・ドライバー」の監督、どこまでも映画愛、そして映画に欠かせない音楽愛、60年代への愛が溢れる作品。
何よりも、若者が、夢と共に、困難に立ち向かい、ひた向きに生きる姿、そして、決して、諦めない姿、オシャレに繰り広げられる世界と裏腹に恐怖、その根底にある人間への讃歌、愛が溢れる作品。
60年代にのめり込み、現在に独特の世界が侵食するけれど、前を向き生きる姿をお仕着せがまし見せるのではなく、あくまで映画として魅せてくれる総合的に映画愛が溢れるパーフェクトな作品とも言える。
「ベイビー・ドライバー」と共に、人間愛が、どこまでも尽きない監督の作品。
いろんな意味で傑作です。
デザイナーを夢見て志して上京した女の子が過去の事件に巻き込まれ最後に謎が明かされるストーリーは見応え充分でした。
大満足の面白さ!
予告編だけ観て内容までは確認してなかったけどそれが良かったかも。
中弛みする事なく充実した116分!
配給は「PARCO」さん。
素敵な衣装が沢山で納得(笑)
ストーリー、映像、音楽、ダンス。
全てが良かった!
特に自分好みの映像美。
ライティングが美しい。
自分好みの青と赤のライティング!
これだけでテンション上がる(笑)
これに加え鏡を使ったトリックもとても良かった。
夢の中で60年代にトリップするデザイン学校に通うエロイーズ。
60年代の夢の中に登場するサンディ。
この二人の女性を中心として進む展開。
二人共とても美しい。
音楽が素晴らしい。
聞いた事のある60年代の曲のオンパレード。
その曲で踊るダンスも良かった!
予想も出来ない結末もお見事。
観終われば予想出来たと思えて少し残念だった感じ(笑)
ホラーのシーンはB級臭はしたけど満足度高めでした( ´∀`)