テーラー 人生の仕立て屋 作品情報
てーらーじんせいのしたてや
寡黙な男・ニコス(ディミトリス・イメロス)はアテネで36年間、高級スーツの仕立て屋を父と一緒に営んできた。だが大不況がギリシャを襲い、店は銀行に差し押さえられ、父はショックで倒れてしまう。途方に暮れるニコスだったが、ある日、手作り屋台で移動式の仕立て屋を始めようと決意。ところが、店を飛び出してはみたものの、道端で高級スーツは全く売れず、商売は傾く一方であった。そんなある日、ニコスはウェディングドレス作りという思いがけないオファーを受ける。これまで紳士服一筋であったが、彼は思い切って人生初めてのウェディングドレス作りに挑むことに。隣人の母子に手伝ってもらいながら、女性服の仕立てを学び始めるニコス。そして青空の下、オーダーメイドのドレス作りが始めるが……。
「テーラー 人生の仕立て屋」の解説
ギリシャ・テッサロニキ国際映画祭で三冠を獲得したヒューマンドラマ。アテネで36年間、高級スーツの仕立て屋を営むニコス。だが大不況が国を襲い、店は銀行に差し押さえられてしまう。そんなある日、ニコスは手作り屋台で移動式の仕立て屋を始めるのだが……。主人公・ニコスを演じるのはギリシャのベテラン俳優、ディミトリス・イメロス。女性監督ソニア・リザ・ケンターマンによる長編デビュー作。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年9月3日 |
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キャスト |
監督:ソニア・リザ・ケンターマン
出演:ディミトリス・イメロス タミラ・クリエヴァ タナシス・パパゲオルギウ スタシス・スタムラカトス ダフネ・ミホプーロウ |
配給 | 松竹 |
制作国 | ギリシャ=ドイツ=ベルギー(2020) |
上映時間 | 101分 |
(C) 2020 Argonauts S.A. Elemag Pictures Made in Germany Iota Production ERT S.A.
ユーザーレビュー
総合評価:2.5点★★☆☆☆、2件の投稿があります。
P.N.「ige」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2021-09-06
コミカル要素は少な目だったけど、雰囲気のある作品で楽しめた感じ。
父の代から経営するテーラーで紳士服を作るニコスが主役。
経営難となり銀行にお店を押さえられ、手作りの移動販売のテーラーで商売をしていく展開。
移動販売でも紳士服が売れず、今まで作ることも無かったウエディングドレスを仕立てて行くストーリー。
ニコスの隣人の家族。タクシードライバーの旦那、その妻のオルガ。娘のヴィクトリアなどとほのぼのしながら進む展開が良い。
たくさんのウエディングドレスがどれも美しくて新鮮。
SUZUKIのバイクにテンション上がったのも束の間。
その後に登場するシトロエンバスの方がテンション上がってしまった(笑)
ニコスと子供のヴィクトリアの文通する仕方が微笑ましい。
終盤。本作に似合わないシーンにビックリ。
その時、ヴィクトリアがオモチャで遊ぶシーンがとても恐ろしかった(笑)
ラストシーンはサブタイトル通りの感じで良かったけど呆気なく終わってしまったのは残念。
自分的にヴィクトリアには助演女優賞を差し上げたいです( ´∀`)