P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-01-04
エンドロールで環境破壊が今現在も進行中の人為的な出来事で在ると世界中の公害被害の写真が映し出され告発される。事実は余りにも重い!
みなまた
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エンドロールで環境破壊が今現在も進行中の人為的な出来事で在ると世界中の公害被害の写真が映し出され告発される。事実は余りにも重い!
報道カメラマンのユージン・スミスがなかなか水俣の現地の人に受け入れられ無い描写等興味深いシーンも
東京都写真美術館でユージン・スミス展を観たことが在った。水俣は日本風では無いらしいが評判の注目作
ジョニーデップ相変わらずのカメレオン俳優振りはなかなかなものです。
それに、真田広之始め日本人俳優人の演技の完成度の高い事!
重いテーマだが、淡々と流れる時間は考えさせられるものがある。
何ちゃって日本のGIジョー・スネークアイを見た直後だったので、日本らしくて良かったと思う!
久し振りに★5。
政府や企業に自浄はなく、市民運動とマスメディアによる告発が無ければ悪事は眠る。
3回みて、涙が止まらなくなった。JohnnyDEPが何故これを作ったのかは分からないけれど、日本人も捨てたものではないと思った。Johnnyが女の子を抱いてひげをすりすりして歌う場面は美しかった。これはMINAMATAであって、水俣を描いたのではない、人間の美しさを描いたものだと思った。闘う人の美しさをこの映画で見て欲しい。
確かに、何をいわんとしているのか、わからない。
主人公の報道写真家の理念は、フォトグラフに、「客観性」「自由」と言う言葉を先ず、捨てることだと言う主旨のことを言っているので、それに照らすと多少、客観性を欠いたこの作品が、ありのまま(自由)である作品(フォトグラフ)が、制約、制限における点で、唯一存在理由をもつと言える。
俳優陣、制作力にはかなり力が入れて作られているので、その点を鑑みて、この評価。
ただ、よく作られてはいるが、日本と言うより、違う場所と言う感覚がハッキリして、鑑賞中気になり、よけい、感情移入できない。
作られた日本が、この小道具、ディテールが、語る真実が、より作品自体をあやふやにしている。
フォトグラフ、一枚に、情報があるように、小道具、一つとっても真実がある。
日本人が多く出演しているが、セット作りには、日本人の感性が入っていないように思う。
本物のフォトグラフ(後々映画に出てくる)が、一目で真実と語るようには、この作品が、真実だと語る説得力はなかった。
改めて、百聞は一見にしかずを自覚するだろう。