鳩の撃退法 作品情報
はとのげきたいほう
直木賞作家の津田伸一(藤原竜也)は、とあるバーで担当編集者・鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、執筆途中の新作小説を読ませていた……。富山の小さな街でドライバーとして、その日暮らしを続ける津田伸一は、かつては直木賞も受賞した小説家だった。1年前、津田はいきつけのコーヒーショップで偶然、幸地秀吉(風間俊介)と出会い、今度会ったらピーターパンの本を貸そう、と約束をして別れる。しかしその夜を境に、幸地秀吉は家族と共に突然姿を消してしまう。それから数か月後、津田の元に3000万円を超える現金が転がりこむ。ところが喜びも束の間、それは偽の一万円札であった。その偽札の動向には、裏社会のドン・倉田健次郎(豊川悦司)が目を光らせているという。彼は、1年前に家族3人が失踪した事件をはじめ、この街で起こる騒動に必ず関わっていた。そして、倉田はすでに偽札の行方と共に、津田の居場所を捜し始めていた……。津田の体験を元に書かれたというその新作に心を躍らせる鳥飼。だが話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。そんななか、鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションかどうかを検証し始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた……。
「鳩の撃退法」の解説
直木賞作家・佐藤正午による同名小説を、藤原竜也主演で映画化。天才小説家の津田伸一は、とあるバーで編集者・鳥飼に執筆途中の新作を読ませる。彼の体験を元に書かれたその小説に鳥飼は心を躍らせるが、話を聞けば聞くほど小説の中だけの話とは思えなかった。共演は「哀愁しんでれら」の土屋太鳳、「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」の風間俊介。監督は「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年8月27日 |
---|---|
キャスト |
監督:タカハタ秀太
原作:佐藤正午 出演:藤原竜也 土屋太鳳 風間俊介 西野七瀬 豊川悦司 佐津川愛美 桜井ユキ 柿澤勇人 駿河太郎 浜野謙太 岩松了 村上淳 坂井真紀 濱田岳 ミッキー・カーチス リリー・フランキー |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2021) |
上映時間 | 119分 |
(C)2021「鳩の撃退法」製作委員会 (C)佐藤正午/小学館
動画配信で映画を観よう! [PR]
ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「SSK、真実は小説よりも奇なり」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2021-10-12
事実と言うのは、人間側からみた限られた見解。
真実とは、覆せないほど、人生に横たわる巧妙に仕組まれた、人間には作り出せないモノである。
隠された真実を炙り出すには、鳩を放つ、鳩は、つがいになる習性があり、必ず何かを伴い、現実の世界に裏表を見せてくれる。
放たれた三枚の鳳凰のカードは、つがいの習性の如く真実を炙り出す。
この作品の一番の見所は、藤原竜也さん演じる主人公だろう?
彼が、ピーターパンのような存在感で、この作品の原作を見事にストーリーテラーしている。
鑑賞して、余りにも不可解なのは、かなり脚色を加えていたから。
事実は、ねじ曲げて伝えられるが、真実は、巧妙かつ覆せないモノである。
小説のように事実は、ねじ曲げられるが、真実は、必ず対峙する時がやってくる。
SSK、真実は、小説よりも奇なり。
普通で真面目、真実は、世の中に関心が薄く、人との関わりをさけ、狭い自分だけの世界で生き知らないことを知らないと自覚できない稚拙な成鳥できない籠の鳥である。言うことは立派だが。