P.N.「Nさんはどこに行ったのか?」さんからの投稿
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2020-01-02
本作を鑑賞して、大きな疑問を抱かざるを得なかった。それは、Nさんはどこに消えたのか、という問題である。
舞台挨拶に来るかと思ったら、居なかった。監督も、そのことに触れようとしない。
ネットで調べたら、プレカリアートユニオンの専従者になったという報道があるではないか。ツイッターでも、彼の写真が使われている。
しかし、別の情報によれば、プレカリアートユニオンでもパワハラに遭い、組合を追われたという。
何が真相なのかわからないが、この映画のことを、Nさんが知らないはずはない。であれば、監督は真相を知っているはずだし、本人と連絡を取ることもできるはずだ。
そうであれば、なぜ、劇中でNさんのその後を語らない?
社会派とか、ジャーナリズムとかを標榜するのであれば、それぐらいの誠実さは備えていて然るべきだ。監督には、説明責任があるはずだ。
プレカリアートユニオンは、どのような団体だったのか。Nさんはどうしているのか。それが説明できないのであれば、桜を見る会の名簿をあきらかにできないアベ政権と何ら変わることろがないと、言われても仕方がないだろう。