P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-10-16
映画〈めぐりあう時間たち〉では作家ヴァージニア・ウルフに付け鼻で扮したニコール・キッドマン,今回は穢れメイクで新境地キャラに挑戦哉
すとれいどっぐ
総合評価4点、「ストレイ・ドッグ(2018)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
映画〈めぐりあう時間たち〉では作家ヴァージニア・ウルフに付け鼻で扮したニコール・キッドマン,今回は穢れメイクで新境地キャラに挑戦哉
キッドマンはどこだ(笑)。この映画の見どころは、ここですね。メイクもさることながら、こういう役は、今までやってなかったと思うので、新境地です。
過去パートと現在パートのミステリー性が絡むところは良かった。交錯するタイプの話が好きな人にはお薦め。
ただ、ラストに納得できるかどうか、で、評価はかなり分かれると思う。個人的には今ひとつ。
『ストレイ・ドッグ』からだと、ニコール・キッドマンのあの特殊メイクの意味、ドッグに、人間が、さ迷える者として、けれど、どこかで、希望、光を求めている存在として。
原題『DESTROYER』で鑑賞すると、ラストの意味が、より鮮明になります。
Destroyには、破壊と同時に、積み重ねると言うパラドックス。
積み重ねると言う日本語から、罪重ねる者のニュアンスもあるかもしれません?
誰しも、さ迷えるドッグ、一度、常識を壊してみては、ニコールも、イメージを破壊して、新たなキャリア、生き方を積み重ねて行くように。