P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-09-18
📕Oxford辞書の編纂と殺人者の加害と被害者との内面的向き合い,謝罪と赦しと云うテーマが並行して進む。mysteryな展開とサプライズなエンデイングの史実ドラマ
はかせときょうじん
総合評価4.67点、「博士と狂人」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
📕Oxford辞書の編纂と殺人者の加害と被害者との内面的向き合い,謝罪と赦しと云うテーマが並行して進む。mysteryな展開とサプライズなエンデイングの史実ドラマ
📚️ナタリー・ドーマに惹かれて観た本篇,博士と言い狂人と言い髭がダンディだった時代の歴史ドラマ,『舟を編む』では無いけれども辞書作りのプロセスは本当に大変何だね
最近の流れ、実話に基づいて。
ストーリーは、さほど奇想天外ではありませんが、二人の役者の演技力を味わえる作品。
メル・ギブソンは、童話の子ども養う靴職人かサンタクロースかと言うくらい慈愛に満ちた眼差しの博士を好演。
ショーン・ペンは、そこまでやる?年齢的なものか、老け感が凄い、そこまでやられと鑑賞者まで心苦しい気分にさせてしまうので、どちらかと言うと怪演。本来、医師も患者になり、正に、狂人。
ストーリーの主軸は、
「愛は、愛を呼ぶ」
いたってシンプル。
この時代も特にそうだが、ややこしくして、体裁を気にする男社会。
博士は、シンプル。
狂人は、複雑。
その対比、共演を通して、時代のニュアンスも楽しめる作品です。
メル・ギブソンさんの演技は、心温まる。新しい役が広がりそう。
ショーン・ペンさん、演技にのめり込みすぎて、体調が心配。体が資本ですから。