P.N.「ナポリの海に抱かられて」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-10-01
本来のアメリカから、イタリアに舞台を移し、独特の映像美で、カゲロウのように儚く、懐かしく、ホームビデオのように、昔話を回想するが如く。
知性とは、何か?
その人間の内に芽生える炎。
希望を与え、行く道を照らす灯り。
ただ、いつの間にか、知識に囚われて、破滅へと向かう。
どんなに知識と教養を
積み重ねても、ホンモノの知性には、及ばない。
何故ならば、知性は、希望であり、行く先を明るく照らす光であるから。
渡り鳥、ツバメが、エデンに、たどり着いのか?
『海の上のピアニスト』の逆バージョンとして、対比して鑑賞すると面白い。
ジャックロンドンが、心と精神を病んだ片隅に日本人への想いもあったと思うと何だか、不思議な廻り合わせです。