十二単衣を着た悪魔 作品情報
じゅうにひとえをきたあくま
フリーターの伊藤雷(らい/伊藤健太郎)は就職試験に59連敗中。京大合格した何でもできる弟(細田佳央太)に対し卑屈になっていた。ある日アルバイトで『源氏物語』の世界を模したイベントの設営をした雷は、帰宅途中に激しい雷雨に見舞われ気を失ってしまう。目が覚めると、そこは1000年以上も昔に紫式部により書かれた『源氏物語』の世界だった。たまたまアルバイト先で配られた『源氏物語』のあらすじ本のおかげで、雷は弘徽殿女御(三吉彩花)に未来を当てる陰陽師として取り立てられる。雷は強い心と冷静な分析力で息子(田中偉登)を帝にしようと野心を燃やす弘徽殿女御に翻弄されながらも触発されていくように。弘徽殿女御の息子は異母弟であり何でもできる一流の男・光源氏(沖門和玖)と皇位を争っており、雷は自分の境遇と重ねつつ、嫌われ者のイメージが強い弘徽殿女御に仕えていこうと決心するが……。
「十二単衣を着た悪魔」の解説
『源氏物語』を題材にした内館牧子の小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』を「嫌な女」で監督デビューした俳優・黒木瞳が映画化。雷雨に見舞われたフリーターの雷は『源氏物語』の世界にトリップ。未来を当てる陰陽師として弘徽殿女御に取り立てられる。弟に劣等感を持つ実家暮らしのフリーター・雷を『今日から俺は!!』の伊藤健太郎が、芯の強い弘徽殿女御を「犬鳴村」の三吉彩花が演じる。『源氏物語』と現実の世界をリンクさせ、様々な立場で活躍する女性たちから影響を受け成長する青年の姿を描く。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2020年11月6日 |
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キャスト |
監督:黒木瞳
原作:内館牧子 出演:伊藤健太郎 三吉彩花 伊藤沙莉 田中偉登 沖門和玖 戸田菜穂 細田佳央太 ラサール石井 伊勢谷友介 山村紅葉 笹野高史 MIO YAE 手塚真生 LiLiCo 村井良太 兼近大樹 |
配給 | キノフィルムズ |
制作国 | 日本(2020) |
上映時間 | 112分 |
(C)2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー
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ユーザーレビュー
総合評価:4.24点★★★★☆、17件の投稿があります。
P.N.「レモンツリー」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-12-11
物語は面白くひきこまれました。伊藤健太郎さんの演技は素晴らしく 感情移入でき後半の雷の悲しみ 涙なしでは見られませんでした。歌声は切なく胸に響きます。衣装も美しく華やかで物語の世界にどっぷり浸ることができました。伊藤健太郎さんの細やかな感情表現 身体能力 帰ってくるのを待ちたいと思いました