ラ・ヨローナ 彷徨う女 作品情報
らよろーなさまようおんな
数えきれないほどの犠牲者が出たグアテマラ軍事政権による大虐殺から30年。当時将軍だったエンリケは虐殺を指揮したとして裁判にかけられるが、証拠不十分として無罪になる。国民が糾弾の声をあげる中家族と共に屋敷に戻るエンリケ(フリオ・ディアス)だったが、その夜からエンリケの耳にすすり泣くような不思議な声が聞こえるように。そんな中、若く美しいアルマ(マリア・メルセデス・コロイ)が新しいメイドとしてやってくる。屋敷で働き始めたアルマの周囲で、やがて奇妙なことが起こり始め……。
「ラ・ヨローナ 彷徨う女」の解説
グアテマラ内戦と中南米に伝わるラ・ヨローナ伝説を取り入れ、第76回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門に輝いた社会派スリラー。虐殺を指揮した罪に問われた元将軍エンリケの家に、新たなメイドが来る。やがて彼女の周りで奇妙なことが起き始め……。「火の山のマリア」で第65回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したハイロ・ブスタマンテ監督が同作で主演したマリア・メルセデス・コロイと再び組み、悲劇に彩られた歴史と古くから伝わる怪奇伝説を現代の物語として描き出す。第32回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品(映画祭タイトル「ラ・ヨローナ伝説」)。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2020年7月10日 |
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キャスト |
監督:ハイロ・ブスタマンテ
出演:マリア・メルセデス・コロイ マルガリタ・ケネフィック サブリナ・デ・ラ・ホス フリオ・ディアス マリア・テロン アイラ・エレア・フルタド ファン・パブロ・オリスラガー |
配給 | ギャガ |
制作国 | グアテマラ(2018) |
上映時間 | 97分 |
(C) COPYRIGHT LA CASA DE PRODUCCIÓN - LES FILMS DU VOLCAN 2019
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-01-27
🌋岩波ホール公開の生命感溢れる名篇〈火の上のマリア〉ハイロ・ブスタマンテ監督の政治告発の民衆劇。刻々と迫る民の声と虐殺者の恐怖感