P.N.「勝2」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-09
70余歳の映画好きです。コロナ感染自粛の頃から若い世代の映画を観る習慣できました。「his」からストーリー展開より、心の表現や監督の個性などに関心が湧いてきて、「ソワレ」も自粛前のシアターでの予告編で気になっていました。どうしても筋の展開に気が取られ、初回は見落としがあり、今回も2度目の鑑賞でいろいろ気付きもあり、主役2人の思いの推移や、前半の伏線もよく理解出来ました。ラストの大泣きも胸に落ちて感動が深まりました。虹郎氏が際立つ存在で、タカラの芋生悠始め、この地域や環境で生きているような地味さでしたが、和歌山の風景に馴染んだ俳優たちがだんだん鮮明な演技を示してきて圧倒的でした。芋生悠の変化していく表現、存在の厚みは凄い。映画の醍醐味でした。背伸びして新しい映画鑑賞に挑戦していきます!