P.N.「つまらない」さんからの投稿
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2019-12-05
つまらない反米映画だった。さらに、IMFが財閥を守るために働いた、というのは史実と異なる。
こっかがはさんするひ
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つまらない反米映画だった。さらに、IMFが財閥を守るために働いた、というのは史実と異なる。
昨年11月に韓国で封切りされた「国家不渡りの日」、公開されて1週間で150万人以上を動員して人気化した映画。舞台は1997年のアジア通貨危機の韓国編で、韓国中央銀行や政府が危機に陥った際の孤軍奮闘を描いた作品だ。今までアジア通貨危機韓国編は、日本の謀略によって発生したと韓国社会では常識となっていた。今回の映画は、IMFと米国によるコンスペラシーという視点になっており、現在の反米・反日・親北朝鮮に妙に繋がっている。アジア通貨の一番の要因は、金泳三による対米面従腹背政策で、在韓米軍の機密情報を中国に横流ししていたのが米国に知られ、その報復として窮地に陥った韓国へのドルの融通を拒否、日本に対しても同様に緊急融通を停止させる事で、最終的にIMFの管理下に入っていった。リーマンショックで同様の体験をした私には、良い教訓となった映画と言えよう。果たして歴史は繰り返されるのだろうか…。