P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-12-02
吹き替え版で,宮本信子と宮崎あおいが母娘役で共演。フランス映画の雰囲気と日本語が混じり合う味わい
しんじつ
総合評価4.26点、「真実(2019)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
吹き替え版で,宮本信子と宮崎あおいが母娘役で共演。フランス映画の雰囲気と日本語が混じり合う味わい
エリック・ゴーテイエの美しいカメラワーク,即興詩人の如き子役やワンちゃんも大活躍で是枝節何だワン
心に秘めた長年の思いも無意識の中に忘れ去られるもの。
無意識の底の底の思いを外に出す現実の思い。その過程が深読みと現実の振り返り。
何を思って主人公たちがストーリーの中の日々を過ごしていたのか。
もう一度見て、細かい描写を整理しながら、味わいたい。現実にこうなったらいいなという家族の微妙な流れをとても繊細に描き出せる天才の作品。読み解く能力が高く、、心がないと、楽しめない、現実に感化する作品。もしつまらないとしたら、心情の読み解き不足ではと思う。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
是枝風の暗く汚いタッチではないが、とてもじゃないがフランス人女優を使いこなせていない。つまらない映画。
憧れていた、大好きなカトリーヌドヌーブの演技に涙してしまいました。真実の中の彼女の生き方のような人生が送りたいと思いました。カトリーヌドヌーブの堂々とした姿に大女優の貫禄を感じ、さらに今後の活躍を記念します。
是枝さんの作品はどれもこれも大嫌いだけどコレは良かった
カトリーヌドヌーヴが観れたから笑
暇つぶしでフラッと観てエンドクレジットで是枝さんの作品だと分かってビックリ!
どうりで日本人らしい演出がチラチラ~~
じっくりと「人というもの」「家族というもの」を映像とともに味わう映画です。そしてじんわりと考える映画です。
家族とは何か
真実とは何か
言葉に表さなくても通じるものが家族にはある。
そんなことを感じさせてくれる作品。
大女優カトリーヌドヌーブを主演に迎えての見事な演出。
カトリーヌの演技も出色。
素晴らしい作品でした。
みてよかったと思える映画でした。
カトリーヌドヌーブの存在感、美しさに圧倒されつつ、最後は温かい涙が流れてきて、母と娘の感情に共感していました。
女優魂にも、仕事人として共感できるところあり、励まされます。
つながりを深める中、弱みを伝えあう姿にも温かさを感じます。
フランスの自然の美しい情景にも
心洗われました。
NHKBS11で放送された本篇等への映画撮影取材番組〈是枝裕和Χ運命の女優たち〉にはジュリエット・ピノシュ,カトリーヌ・ドヌーブ等国際スターと監督とのナイーブ なやり取りの模様が写され居て,興味を牽くんだ。邦画では常連の樹木希林や福山雅治にも触れて創作の秘密に迫る
心に響かない。わざわざフランス人女優にしたことも、フランス文化もなんかしょくりこない。お薦めできない。
母と娘の長年の確執が少しずつ氷解してゆく。お互いさみしがり屋で不器用で、ある意味似ている。カトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュの感情に合わせた微妙な声のトーンの変化や仏語ならではの言葉のつなぎ方等をぜひ原語で聞いてほしい。近年の是枝作品の中では、心が温かくなり好きになった。
是枝映画、楽しみにして見に行ったけど残念。フランス女優たちを使いこなしてないし、描いたフランス文化もちょっと変。日本、フランス、どっちの文化にもあたらない不思議さ。嘘くささ。テーマは良いのに勿体ない。ただドヌーブやビノシュを起用したかっただけで、何も伝わらない。同じテーマで日本の中で日本人俳優で制作した方が、よっぽど良いものができたはず。フランスにする意味なし。
見終わって、なんだか楽しくなる、心温まる映画です。
途中何度か、静かに泣けてきた。
カトリーヌドヌーブが とてもかわいい。
万引き家族』の記憶のままだと期待は、裏切られるだろう。
それは、記憶が、如何に曖昧で、思い込みが多いように。家族であっても、違っている。親が子に、子が親に、持つ記憶が、全く違っている。
人は、いつも、真実から目をそらし、見たいようにに生きるが、やがて、行き詰まる。
そして、対峙する機会を、つきつられる。
死ぬまで逃げれるが、燃焼不良で、後悔の記憶だけが残る。
けれど、真実と対峙する時、今までの記憶が、勘違いであり、真実ではない事を知る。
『真実』は、常に、見えない場所にあり、対峙する時に真実の姿を表し、人の傷を癒し、前進を後押しする。
淡々と続く作品に、つまらないと感じるのも、それは、『真実』の場所から逃げているからかもしれない?
皆が、見えない何かを掴んで歩み出す時、最高に輝き、女優は感覚を取り戻しラビアン・ローズの新たななる扉を開く。
それは、記憶でもあるが、見えない場所(ハート)にある『真実』でもある。
これは、ある意味、淡々と続く、ミステリーであり、最後の最後に謎が明らかになる。
良かった。ストーリーはありきたり。悪く言えば退屈かも。でも、なぜかなあ?舞台がフランスだからなのか?フランス語だからなのか?軽やかで洒落た感じに仕上がっていた。是枝監督は子供撮るのウマイよなああ。可愛らしくて目が離せなかった。あの子の演技だけで星を1つプラスしてしまった。
余談。レビュー投稿は映画鑑賞後にしてもらいたいものだ。
私は大変良かったです。
どの台詞もも映像も全て刻まれました。
自称フランス、フランス映画大好き人間からみた大好きなシーン…
マドモアゼルのシャルロットが
ドレッサーの前で髪をシニョンにするシーンと、自分か昨年末に傷心で訪れたドゥーヴィルでの宴のダンス…キーシーン、キープレイスです。
役も最近の往年のドヌーヴのはまり役でやはり彼女のツンデレなところが好きです。横顔が若い頃と変わらす本当に美しかった。別格です。
是枝監督のネームバリューで観に行くので、期待外れとか思うには本当に惜しい。マニアックな間隔をお持ちの観客でしたら私の感想に共感して下さることを期待しています。
そしてカトリーヌ・ドヌーブ,イーサン・ホーク等のcastingの妙味も意欲作の本篇を物語って居る見たい何だろうね!
次作が常に期待される是枝裕和監督。本篇は未見だけれど世界に開かれた映画の世界,ネットを検索していたら作品の中の家庭風呂のシーンや釣りの場面の寓話性を読み取る真鍋厚氏のユニークな映画評論が有った。以前ヴィム・ヴェンダース監督作品と水面,プールを廻る解説をパンフレットで読んだ事が在ったが見終えてからそんなメタファーの隠された意味を探って見るのも又愉しい