パリに見出されたピアニスト 作品情報
ぱりにみいだされたぴあにすと
パリ郊外の団地に暮らすマチュー・マリンスキー(ジュール・ベンシェトリ)は生い立ちに恵まれず、夢も持たずに生きてきた。彼には、近所の仲間に決して明かせない秘密があった。パリ北駅に置かれた1台のピアノを弾くことが、マチューの楽しみだった。ある日、名門音楽学校コンセルヴァトワールのディレクター、ピエール・ゲイトナー(ランベール・ウィルソン)がマチューの演奏に耳を傾ける。ピエールはマチューの才能に強く惹かれ、声をかけるが、マチューは逃げるように去ってしまう。その夜、マチューは仲間と盗みに入った先で逮捕される。実刑を免れないと言われたマチューに、ピエールが手を差し伸べる。コンセルヴァトワールでの清掃の公益奉仕を条件に釈放されたマチューに、ピエールはもう一つ条件を言い渡す。それは、“女伯爵”と異名を持つピアノ教師エリザベス(クリスティン・スコット・トーマス)のレッスンを受けることだった。反抗的なマチューにエリザベスも匙を投げかけるが、ピエールの熱意に動かされ、レッスンを続ける。ピエールは、4か月後の国際ピアノコンクールの学院代表にマチューを選ぶ。課題曲はラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番ハ短調』。3人の人生を賭けた戦いの先に待つものとは……。
「パリに見出されたピアニスト」の解説
路地裏で生きる青年と、彼のピアノの才能を見出した大人たちのヒューマンドラマ。駅に置かれたピアノを弾くマチュー。その演奏を聴いた名門音楽学校のディレクター、ピエールは、彼をピアニストとして育てようと声をかける。しかし、マチューは去ってしまう。出演は、「アスファルト」のジュール・ベンシェトリ、「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、「フランス組曲」のクリスティン・スコット・トーマス。監督・脚本は、本作が長編3作目となるルドヴィク・バーナード。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2019年9月27日 |
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キャスト |
監督:ルドヴィク・バーナード
出演:ランベール・ウィルソン クリスティン・スコット・トーマス ジュール・ベンシェトリ カリジャ・トゥーレ エルザ・ルポワヴル |
配給 | 東京テアトル (提供:カルチュア・パブリッシャーズ=東京テアトル) |
制作国 | フランス=ベルギー(2018) |
上映時間 | 105分 |
公式サイト | https://paris-piano.jp/ |
(C)Récifilms – TF1 Droits Audiovisuels – Everest Films – France 2 Cinema – Nexus Factory – Umedia 2018
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「この指で未知の光、希望を奏でる」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2019-10-10
未知と言う光、希望に向かって動き出す人々の人生。
ラフマニノフの名曲をモチーフに、希望の光を奏でて行く。
サブタイトルを付けるなら、『この手で希望の鐘を鳴らす』だろう。
未知、光、希望、それは変化する愛。
愛は、一つ、音楽で一つになって未知なる希望へ歩み出す人々に、答えをもたらす。
善悪・金持ち貧乏・人種、様々なものを乗り越えたところにある愛は、すべての人々に最善な道を、今まで予想だにしなかった未知なる人生を、光、音色、人生の色を、作り出して行く。
希望と言う光に溢れる作品。