P.N.「ユダか?ぺテロか?異端者か?」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-02-24
タイトルからして、手塚治虫氏の漫画が、ベースで間違いない。
それをユダとぺテロに置き換えて。
この物質世界で、金の為に生きるか?
揺らぎながらも精神的世界のぺテロに生きるか?
まあ、ここまでは、分かりやすい。
ただ、近年のユダに対する定説は覆され、シャーリズ・セロン演じる物質世界に生きながら、この世界に生きない、第13番目の異端者、グリンゴへと変化している。
一見、主人公の男性がグリンゴ?と思わせながら、真実のユダが、真実の意味での異端者が明らかになった今、この映画の解釈は、奥深いものとなり、手塚治虫氏の描けなかった世界を進めてくれた。