P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-11-09
映画〈サラの鍵〉の監督らしい凝ったmystery
あがさくりすてぃーねじれたいえ
総合評価4.25点、「アガサ・クリスティー ねじれた家」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
映画〈サラの鍵〉の監督らしい凝ったmystery
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流石アガクリの作品でした。
最初は容疑者が逮捕された時は安い作品と思いましたがラストは予想出来ませんでした。
十二歳の少女を真犯人にしてお婆さんと心中するという結末は以外です。
傑作です。
ラストは深読みすると、かなり練ったストーリーだなぁと思う。
戦後のイギリスの雰囲気が細かく描写されていて、とても良かった。
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原作既読なので、ミステリー性よりアレンジを楽しんだ。時代は移してないようだが、人物の性格付けは現代的に、思い切って変えている。これは良かったと思う。ただ、犯人のインパクトは薄れ、原作を読んだ時の「強さ」は、ほぼ無い。今時の観客は、最初から、これを予想する人もいるし。
本作は、「開いたトランプ」「忘れえぬ死」と同様、クリスティの「無名の傑作」。雰囲気や世界観の再現は忠実だった。