P.N.「ごごごごごつん」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2018-08-23
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
今年で100回を迎えた、多くの日本人が愛する高校野球甲子園大会。その大会歌「栄冠は君に輝く」は歌い継がれて70年になるそうだ。
この歌の誕生にまつわる家族の物語が本作。作詞をした加賀大介は小説家を目指していたものの58歳で早世するまで、ついに世間に認められることはなかった。しかし、小説を書く事への情熱を最後まで失わなかった姿は、甲子園大会に手が届かなくとも、懸命に白球を追う全国の球児達とも相通ずるものだと感じた。
この映画を見て、惜しくも初優勝を逃した金足農業ナインも、人生の栄冠を手にしたのではないかと思った。