P.N.「ヨッシー」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-02-04
B級作品かと思いきや、かなり重厚な造りに感心しました。有名な実話で、いくつか映画化された中では、一番見応えがありました。年配の方が多く、ほとんど満席でした。
なちすだいさんのおとこ
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B級作品かと思いきや、かなり重厚な造りに感心しました。有名な実話で、いくつか映画化された中では、一番見応えがありました。年配の方が多く、ほとんど満席でした。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
劇場で観る映画ではなかった。
まず第一に、もう少しハイドリヒに似た俳優はいなかったのか。
冷酷なあの面長な顔つきとは似ても似つかぬ容貌だったのがまず残念。怖さが伝わらなかった。
また、わかって観たのだが、やはりドイツ語ではなく英語なのが興ざめ。
カメラワークも臨場感を狙ったつもりかもしれないが、フラフラと落ち着きがなく観ずらい。
一番酷いのが、ハイドリヒは女癖が悪いと言われてはいたが、そこまで性描写がいるか?というくらいくどかった。
また音楽がわざとらしく、アクションシーンになるとハリウッド映画になってしまっている。
せっかくの史実ものなのに、最後のクレジットでよくある文字でのハイドリヒやその暗殺を目論んだレジスタンスの人たちがどうなったのかなどの説明がなかった。
中盤など間延びして眠くなったほどだ。
唯一良かったのはレジスタンス恋人役のミア・ワシコウスカが可愛かったというくらいだろうか。
史実を淡々と描いたとはいえ、金髪の野獣のイメージが全くなかった残念な映像であった。