テル・ミー・ライズ 作品情報
てるみーらいず
ギンズバーグのビート・ジェネレーションとブラックパンサー、カウンター・カルチャー・ポップが交差した1968年のロンドン。傷ついたベトナム人の子どもの写真に慄いたイギリス人の若者たちが、ベトナム戦争における暴力のスパイラルを理解し、自分たちの無力感を乗り越えようとする。歌、証言、大衆デモを通して戦争の不条理を焙り出す。破壊的なアイロニーを含むピーター・ブルックのキャリア中、最も重要な作品の1本。
「テル・ミー・ライズ」の解説
1968年、カンヌ映画祭で上映中止となり、英米の一部劇場のみで上映された幻の作品が、半世紀を経て国内公開。傷ついた子どもの写真を目にしたイギリス人の若者たちが、無力感を乗り越えようとする姿を通してベトナム戦争を批判した風刺劇。ヴェネチア国際映画祭でルイス・ブニュエル賞を受賞。監督は「雨のしのび逢い」などの映画でも知られる演劇界の巨匠ピーター・ブルック。
演劇界の巨匠ピーター・ブルックが1968年に手がけた長篇。カウンターカルチャーが盛り上がりを見せていた68年のロンドン。ベトナム戦争で傷ついたベトナム人の子どもの写真にショックを受けた3人の若者は、暴力が連鎖している現実や自分たちの無力さと向き合い始める。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年8月25日 |
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キャスト |
監督:ピーター・ブルック
出演:マーク・ジョーンズ |
配給 | キノフィルムズ/木下グループ |
制作国 | イギリス(1968) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 98分 |
公式サイト | http://tellmelies.jp/ |
(C)Brook Productions 2012
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-06-04
米国人種問題に端を発したプロテスト運動が静かに広がる報道番組と併せてドキュメンタリーでミュージカル風なピーター・ブルック監督の幻の本作を視聴する。中断された1968年カンヌ国際映画祭への出品映画の衝撃的style,現代に問い掛けた映像の彩りはルイス・ブニュエル監督タッチの諧謔さ,残虐と共に不条理劇の真実を暴き出しているのだから…