モアナ 南海の歓喜 作品情報

もあななんかいのかんき

南洋サモア島のサフネ村に住むルペンガ一家には、モアナとペアという二人の息子がいる。ペアはまだ子供だがモアナは立派な若者であり、ファアンガセという村一番の娘と婚約している。彼等はタロイモを常食とし、今日しも芋採りにいったルペンガ一家は、野獣の通る道に罠を用意。間もなく罠には野猪がかかり、モアナ親子は生け捕りにして帰る。また、珊瑚礁の岸に押し寄せる波間にいる魚や貝、海草、蟹や海老を採集しに独木舟を出すことも。家では母親が桑の木の皮を叩き延ばして布を作り、日檀の実の殻のコップやタロイモの葉に入れて焼いたり煮たりしている。結婚前の塗油式を行って婚約者同士の踊りをするモアナとファンガセ。そしてモアナは成人式の刺青をしてもらい、いよいよ結婚式を挙げる準備がととのう。

「モアナ 南海の歓喜」の解説

「極北の怪異」“Nanook of the North”の製作者たる英国地誌学会々員ロバート・フラハティ氏とその妻フランセス・ハバード・フラティー女史とが共同で監督、ニュージーランドの委任統治区域たる英領サモア島に於いて、原住民の生活をカメラに収めた実録サイレント映画「モアナ」のサウンド版。「モアナ」製作から50年以上の時を経て同作に音声を加えるため娘モニカ・フラハティが同島を再訪し、「モアナ」に出演した現地住民のの協力を得て、1980年に完成した。2014年にサウンド版のデジタル復元版が完成。日本では第18回東京フィルメックスにて上映(映画祭タイトル「モアナ(サウンド版)」)後、2018年9月15日より劇場公開。

ドキュメンタリー映画の始祖として知られる、「極北のナヌーク(怪異)」のロバート・フラハティが1926年に妻と共同で製作した「モアナ」に会話や音を加え、デジタルリマスターを施した最新版。南太平洋の島サモアで暮らす住民の生活や、祝いの儀式の様子が収められている。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2018年9月15日
キャスト 監督ロバート・フラハティ
出演タアヴァレ・ウニ ファアンガセ・スアフィロ ペア・タウレアレア ツウンガイダ ルペンガ・タウイリイリ
配給 グループ現代
制作国 アメリカ(1980)
上映時間 98分
公式サイト https://moana-sound.com/

2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana (C) 1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana (C) (P)1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp. Licensed by Kino Lorber, Inc., New York, through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo

予告編動画

※音声が流れます。音量にご注意ください。
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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-12

ジャン・ジャック・アノー監督の意慾作「人類創世」の木を擦って火を起こす感動のシーンを観ていて、本編にもそんなシーンが細かく描かれていた事を思い出す…。成人の男に為る刺青を鋳れて行く痛々しいシーン、結婚式に当たる様な男女の儀式、永遠に続きそうな歓喜のリズミカルなテンポで刻まれるダンスも田中一村或いはポール・ゴーギャン風な絵画の南国世界!

最終更新日:2022-07-26 11:03:21

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