P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-12-05
カミングアウトと愛の崩壊シーンが悲痛でも在る本篇だが追想のプロセスで真摯な愛の表明だったことが証される。精神的なプラトニックな愛情が蘇る瞬間,大人への成長の物語
ついそう
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カミングアウトと愛の崩壊シーンが悲痛でも在る本篇だが追想のプロセスで真摯な愛の表明だったことが証される。精神的なプラトニックな愛情が蘇る瞬間,大人への成長の物語
舞台演出家でも在る監督のドミニク・クックのinterviewを読んでも本篇での思想の革新性が分かって来る…。学園を舞台にした名篇〈小さな恋のmelody.〉にも階級を乗り超えた愛情や憧れが時代背景を交えて描かれていたー。スター・チャンネル3の吹き替え版でも視聴した本篇,ワンシーン・ワンシークエンスの海岸での二人の告白の場面を堪能💑
文藝原作が年代記風に紡がれる時,ラストシーンの老けメイクがちょいと学芸会見たいな面も否め無いけれど心の眼差しではヒロインとヒーローは何時までも変わらないんだね…
撮影の名手ショーン・ボビットのカメラワークも素晴らしい本篇何だ。同じ原作者から文藝映画〈つぐない〉等も思わず想い浮かべて居た…