追想(2017) 作品情報
ついそう
英国発のポップカルチャー、スウィンギング・ロンドンが本格的に始まる前の1962年、夏。保守的な空気が社会を包む中、若きバイオリニストのフローレンス(シアーシャ・ローナン)は歴史学者を志す真面目なエドワード(ビリー・ハウル)と恋に落ちる。これからの人生を共に歩むことを決めた二人は、挙式後、美しい自然が広がるドーセット州のチェジル・ビーチに新婚旅行へ。しかしホテルに到着するや、初夜を迎える興奮と緊張から気まずい空気が流れだし、ついには口論に発展。フローレンスはホテルを飛び出してしまう。生い立ちもこれまでの家庭環境もまるで違っていても深く愛しあっているはずなのに、愛しているからこそボタンの掛け違いが生じ、今後の二人の人生を左右する分かれ道となってしまう。
「追想(2017)」の解説
ブッカー賞作家イアン・マキューアンの小説『初夜』を、作者自ら脚本を手がけ、「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン主演で映画化。新婚旅行に赴いたバイオリニストのフローレンスと夫のエドワード。初夜に起きたある出来事により二人の人生が変わる。監督はドラマ『嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~』シリーズのドミニク・クック。「つぐない」でもイアン・マキューアン作品に挑んだシアーシャ・ローナンが心に闇を抱える新婦を、「ベロニカとの記憶」のビリー・ハウルが真面目な夫を演じる。
イアン・マキューアンの小説『初夜』を、作者自ら脚本を手がけ、シアーシャ・ローナン主演で映画化。1962年の夏、若きバイオリニストのフローレンスと夫のエドワードは新婚旅行でチェジル・ビーチを訪れる。二人は初夜の興奮や歓喜で様々な感情に襲われ、口論を始めてしまう。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年8月10日 |
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キャスト |
監督:ドミニク・クック
原作:イアン・マキューアン 出演:シアーシャ・ローナン ビリー・ハウル エミリー・ワトソン エイドリアン・スカーボロー アンヌ=マリー・ダフ サミュエル・ウェスト |
配給 | 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES |
制作国 | イギリス(2017) |
上映時間 | 110分 |
(C)British Broadcasting Corporation/ Number 9 Films (Chesil)Limited 2017
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、4件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-12-05
カミングアウトと愛の崩壊シーンが悲痛でも在る本篇だが追想のプロセスで真摯な愛の表明だったことが証される。精神的なプラトニックな愛情が蘇る瞬間,大人への成長の物語