P.N.「駄作になってしまった感」さんからの投稿
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2019-05-20
すごくいいお話だと思って観たけれど、、映画自体がところどころ整合性のない作りになってしまっているのは、これは監督のミスリードだと思います。
そろーきんのみたさくら
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すごくいいお話だと思って観たけれど、、映画自体がところどころ整合性のない作りになってしまっているのは、これは監督のミスリードだと思います。
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せっかく斎藤工のような人気俳優を起用しているのになぜあんなちょい役なのか…。過去のシーンのもっと重要な役どころの方が使った価値もあるし見映えや見応えがあったのでは?
全体人物、エキストラが少ないので画面がさみしい。迫力がない。全体に淡々としている。CG使った躍動感のある場面が欲しかった。ドローンで?満開の桜の松山城の全貌を大々的に写しこれを見ろ~、これが国宝?の松山城じゃあ~っていうのを、知らしめたいあざとさが見えて恥ずかしかった。ちゃっかり前の加戸知事もいたし。毎回いるのかな。てっきり金貨に彫られた二人がメインの話とばかり思っていたがちょっとかすったけど違ってたんですね。ゆいの兄の場面は少ないけどいい役者でした。大佐とソローキンもよかった。ゆいは、可愛くて今回初めて知った女優さんだけどこの映画の大半の立役者だと思います。ただ、あそこまで行くならロシアに行けって感じです。行くべきでした。ストーリーとしては別れた方が描きやすいでしょうけど。
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個々の演技が光っていた。
ロシアの大佐やソローキン、ゆいの父と兄、イッセー尾形もちょっとわざとらしいが味わいがある。ゆいと桜子は、似た感じの別人を起用した方がよかった。戦いのシーンはもっと本格的で激しいものの方が緊迫感がある。
病院のなかで無理やり引き裂かれるところはロミオとジュリエットを意識しすぎて冷める。あれほど無理やり引き離しといてあとで、すんなり会えるのは疑問。
ダンスで回転しながら顔をアップでとるところは、まんま、タイタニックとかぶってますよ。
ソローキンを逃がすためにお願いしあそこまで付いていって愛し合うならなぜそのままロシアに行かないのか疑問。船に乗るまで見届けるというなら、船に乗る直前であえて自分だけ乗らないで涙をこらえて笑って送る方が涙を誘うと思う。
あの時代、敵国の捕虜の子供を身籠った女を許して嫁にできたかは疑問。それくらい度量ある旦那ならもう少し人間味のある部分を描けばよかった。
若いときのゆいは、魅力的だが子供を生んで時を経て成長し、成熟した女性の雰囲気は醸し出せていない。とってつけたようだった。想像の域を越えない映画。