シャルロット すさび 感想・レビュー 7件

しゃるろっとすさび

総合評価4.57点、「シャルロット すさび」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「善爺」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-06-08

仏在住の舞踏家岩名雅記
監督の170分の大スペクタクル映画
パリと福島
現代と戦時、モノクロと色彩
夢とうつつが交錯する

見のがしたら映画ファンは
語れない
一生の不覚となる

P.N.「bamako」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-05-29

3時間近い長い映画ながら、最後までぐんぐんとひきつけられました。
わたしは、ストーリーや言葉より、ビジュアルや音が気になる方なんだけど、この映画は、映画を観るというより舞踏をみているようで、一コマ一コマが、すてきで、きれいで、舞踏的ですてきでした。
いろいろな言語が飛び交うのが耳ざわりよくて、見とれてるうちに前半が過ぎて、後半にストーリー性の深さに気がついてきたという感じでみてしまいました。なので、ちょっともう一度観たい気もしています。
現代なんだけど、70年代の頃のようで、寺山修司とか、ゴダールなんかも思い出しました。

まとまってないけど、いろいろな要素を感じて、細かくいろいろ心の中でうずまいてます。

特に表現に関わることをしている方は観た方がいいと思いますよ。

P.N.「wk」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-05-13

集合無意識の領域と、時空を超えて往き来する記憶の融合。
「すさび」のタイトル通り、主人公が出会う人々と関わることによって、物語は、彼女ら彼らの業を孕んで捻れながら、
流れのままに進行して行きます。まるでフリーキーなフリージャズのセッションの如き、緊張・弛緩のモザイクです。
こういう作劇法は「明晰なる幻視者」にしか扱えないと思います。また、身体性の生々しいリアルを熟知した者がそれを行うと、
ファンタジーはリアリティーの対義とはならず、混ざり合い、生々しい実存の中の傷跡として記録されます。

この映画、若い人達にこそ、観て、体験してもらいたい映画だと感じました。
7月に東京で再上映があるようです。
私は岩名監督の他作も観てみたくなりました。

P.N.「ユウ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-05-06

時空の狭間に問答無用で叩き落とされて時間の洪水の中で翻弄されて過去も現在も未来も記憶も夢も現実も幻も境目がわからなくなって、気づいた時には塞がっていたはずの自分の心の傷口が全部開いてしまったのを茫然としながら眺めているような感覚に陥った。
そして世界もまた、あまりにも強烈なる痛みと止まらぬ涙と無数の傷に満ちているのだ。しかし、未来や希望を欲するならばその未来や希望へ到達する道はある。その道がこの映画の中にあるように思えた。それは、心の傷口から血を流している自分自身と、そして血を流しているこの世界と、真っ向から対峙する事であるように思えた。
物凄い映画だった。

P.N.「もっさん」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-05-05

縦横無尽に、映像で表現することを探求した作品だった。
作品の中で起こっている出来事が、理解しようとしまいと観ている者の身体に直接コンタクトを求めてくるかのような錯覚にとらわれる、不思議な映画でした。
まだ観ていない人は一見の価値あり、と思いました。

P.N.「萌」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-05-04

不思議な映画でした。
ストーリーがしっかりあってとても見やすいのに、ワンシーンワンシーン色々な事を感じ考えさせられる。
3時間の大作ですが、あっという間に終わってしまいました。
常に、映画の中に引き込まれている感じ。どの映画にもない、不思議な魅力を感じました。
きっと観る人は、それぞれ感じることや考えることが違う映画だと思います。
ぜひ色んな人に観て頂きたいと思いました。

役者さん達も素敵でした。思入れしてしまって、最後は泣けました。

P.N.「井村こう」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-05-03

何の予備知識も無く友人に誘われて映画館にでかけたのだが、美しい映画だった。映像も、心もピュア。
個人的趣味としては更にストーリー性をけずり、イメージの乱射が見たかった。
ちゃらいおはなし溢れる映画ばかり見せられるこの頃、観客の感性を更に鋭く突き刺す次回作を期待します。

最終更新日:2022-07-26 11:03:21

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