P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2019-04-23
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ヒロインが完全なダメンズラヴァーで、主人公の脱藩理由が、一見しょーもない所が、妙にリアル。主人公が実は凄いと分かったらちょっと気持ちが動いている(ように見える)し。殺陣を見せる、とのコンセプトらしいが、こういう無名の人々のドラマもじっくり味わえた。
たじゅうろうじゅんあいき
総合評価4.8点、「多十郎殉愛記」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
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ヒロインが完全なダメンズラヴァーで、主人公の脱藩理由が、一見しょーもない所が、妙にリアル。主人公が実は凄いと分かったらちょっと気持ちが動いている(ように見える)し。殺陣を見せる、とのコンセプトらしいが、こういう無名の人々のドラマもじっくり味わえた。
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映画の構造が限りなく時代劇的であるのに逆行して、物語は進んでいく。息も絶え絶えに追っ手から逃げ続け、終盤には人質を取って立て籠もる。刀は刃こぼれがひどい。ラストでは一対一の決闘で敗れ、縄で捉えられた醜態で愛する女性の名前を叫ぶ。勧善懲悪という従来のパターンから脱するに留まらず、この映画は人間を映し出している。鑑賞後数時間経ってようやくこの映画への愛情が溢れ出てきた。
とにかく高良さんがカッコイイ。このキャスティングが素晴らしい。多部さんも何とも言えない素敵な演技だった。内容は一見浅く見えるけれど実は深い。ただ、全ての人がそこまで理解して観てくれるかどうか心配な作品ではあると思う。あえて細かい部分に拘らなかったところや、わざと粗削りにしているところに作り手側の潔さを感じた。若手実力派が演じる時代劇を
是非観てほしいと思う。
時代劇と云う殺陣のやりとり。幕末の侍の魂を感じさせる素晴らしい映画です。
滅茶滅茶カッコよかった‼︎高良くんの絵を描いている姿、たたかっている姿どれをとってもキリッとしていて素晴らしい。ヒロインとのやりとりも切なくて涙をさそいました。