洗骨 作品情報
せんこつ
今はほとんど見なくなったが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには洗骨という風習が残っているとされる。死者は粟国島の西側に位置する“あの世”に風葬され、肉がなくなり、骨だけになったころに、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて“この世”と別れを告げる。沖縄の離島、粟国島・粟国村の新城家では、長男の剛(筒井道隆)が母・恵美子(筒井真理子)の“洗骨”のために、4 年ぶりに故郷に戻ってくる。実家は剛の父・信綱(奥田瑛二)がひとりで住んでおり、生活は荒れていた。やめたはずの酒も、恵美子の死をきっかけに隠れて飲んでいた。そこへ、名古屋で美容師をしている長女・優子(水崎綾女)も帰って来るが、その様子に家族一同驚きを隠せない。“洗骨”の儀式までのあと数日で、彼らは家族の絆を取り戻せるだろうか……。
「洗骨」の解説
照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)が自らの短編「born、bone、墓音。」を原案に監督・脚本を手掛けた長編映画。風葬された死者の骨を洗う風習“洗骨”が残る沖縄諸島・粟国島を舞台に、バラバラだった家族が絆を取り戻す姿や祖先とのつながりを描く。出演は、「散り椿」の奥田瑛二、「ママレード・ボーイ」の筒井道隆、「光」の水崎綾女。2018年JAPAN CUTS観客賞受賞。2019年1月18日より沖縄先行公開。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2019年2月9日 |
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キャスト |
監督:照屋年之
出演:奥田瑛二 筒井道隆 水崎綾女 大島蓉子 坂本あきら 山城智二 前原エリ 内間敢大 外間心絢 城間祐司 普久原明 福田加奈子 古謝美佐子 鈴木Q太郎 筒井真理子 |
配給 | ファントム・フィルム |
制作国 | 日本(2018) |
上映時間 | 111分 |
公式サイト | http://senkotsu-movie.com/ |
(C)「洗骨」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4.58点★★★★☆、12件の投稿があります。
P.N.「まるこ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-04-21
沖縄の風景にとても癒される映画だった。内容は分かりやすく心にすんなりと響いてくる。涙あり笑あり、久しぶりに素敵な映画を見た。母親にありがとうと伝えたくなる映画でした。
ゴリにこんな才能があったことに驚きでした。