カトマンズの約束 作品情報

かとまんずのやくそく

ネパール・カトマンズの伝統的建築物の保存と耐震化を訴えるKVPT(カトマンズバレー保存トラスト)の部長ラメス(ガネス・マン・ラマ)は、ある日、日本留学時代の恩師から日本で働かないかと誘われる。ラメスは想いを寄せる看護師ニサ(シタル・スレスタ)と共に日本へ行きたいと考えていたが、彼女はためらっていた。2015年4月、ラメスは、ニサをネパールに残し来日、講演先の大学で国際緊急援助隊(JDR)の隊員・藤森麻衣子(水谷りぼん)と知り合う。レストランで働く在日ネパール人の若者たちと、日本で生活することについて語りあうが話は噛み合わない。ラメスは東京の夜景を前に、祖国に見切りをつけることを決意する。4月25日、千葉県佐原の重要伝統的建造物群を視察中だったラメスに、ネパール大地震のニュースが飛び込んでくる。在日ネパール人は結束し支援活動を開始。ラメスは電話で家族の無事を知るが、ニサの安否は不明。支援物資を荷造りしていたラメスのもとにネパール建築の専門家として日本のテレビが取材に来る。生中継でコメントに詰まり、ネパールの建築が大きな被害をもたらしてしまったことで、自分は建築家として失格だと嘆くラメスだったが、昨晩の若者に励まされ、自分に与えられた使命を考え直し始める。そんな折、テレビでラメスの存在を知った日本政府から、JDRの協力者としてカトマンズに同行してもらいたいとの要請が下る。千葉市消防局のヘリコプターがラメスを羽田に緊急移送、ラメスは三浦隊長(松田秀太郎)や北沢副隊長(早田友一)、麻衣子らとともにJDRの一員としてカトマンズへ飛ぶ。地震直後のカトマンズで、ラメスや隊員たちは三浦隊長の指揮のもと奮闘、建物が崩落して生き埋めになるなどの危機を乗り越え、北沢とラメスの間には固い友情が生まれる。ネパール人や世界中の救援隊が必死で働く姿を前に、祖国を見限ろうとしていたラメスは自分を恥じ、幼い頃、ヒマラヤの妖精と交わした約束をほのかに思い出す。だが三浦の指示で立ち寄ったバラビセ村で、5月12日の最大余震に遭遇、ラメスの乗るジープは地滑りに巻き込まれ押し潰されてしまう……。

「カトマンズの約束」の解説

2015年4月、ネパールを襲った巨大地震により日本から派遣された国際緊急援助隊(JDR)の実話を基に製作されたヒューマンドラマ。日本滞在中、祖国の大地震を知ったネパール人建築家ラメス。日本政府から、JDRとの同行を要請された彼は早速カトマンズへ向かう。監督・脚本は「カトマンズに散る花」の伊藤敏朗。大震災救難のため現地に赴いた日本のJDRからの依頼で、実際に現地コーディネーターとして奮闘したネパール人俳優ガネス・マン・ラマがプロデューサー・共同脚本・主演を務める。共演は、モデル出身のネパール人シタル・スレスタ、パフォーマンス集団『星空☆ふらっぐ』代表の水谷りぼん。

2015年4月、ネパールを襲った巨大地震により日本から派遣された国際緊急援助隊(JDR)の実話を基に製作されたヒューマンドラマ。日本滞在中、祖国の大地震を知ったネパール人建築家ラメス。日本政府から、JDRとの同行を要請された彼は早速カトマンズへ向かう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2018年4月30日
キャスト 監督伊藤敏朗
出演ガネス・マン・ラマ シタル・スレスタ 早田友一 水谷りぼん 松田秀太郎 田坂和歳 宮本拓 山崎徳子 横山みさ子 仲上満 西原健太 笹原匠 後藤伸一 ボビー・リンブー チャンダニ・ラマ チャイティア・デビ カマル・ラマ ラズ・ブジュ プリタム・ラマ ラクシュミ・バスネット キソール・カティワダ バル・クリシュナ・スレスタ ムクティ・ラズ・レグミ マノジュ・ダハル アブヒマニュ・スレスタ えみか るなな みゆりん もえか マンジュ・スレスタ サンティ・ワイバ スニタ・ギシン プラミラ・デウザ ジュニタ・ラジバンダリ スリジャナ・サンジュ スラズ・プラダン 山上あき 伊藤敏朗 田中博 村田智宏 上田操 植村こうじ 堤祐輔 藤井幸太
配給 フィルム・クリエーション・ネパール
制作国 日本=ネパール(2017)
上映時間 127分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:21

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