祈り 作品情報
いのり
19世紀ジョージアの国民的作家ヴァジャ・プシャヴェラの2篇の叙事詩『アルダ・ケテラウリ』『客と主人』をベースに、ジョージア北東部の山岳地帯に住むキリスト教徒とイスラム教徒の因縁の対決を、荘厳なモノクロームの映像で描き出す。
「祈り」の解説
ジョージアの巨匠テンギズ・アブラゼが21年の歳月をかけて完成させた三部作の1作目。ジョージア北東部の山岳地帯に暮らすキリスト教徒とイスラム教徒の因縁の対決を描き、敵味方を超えた人間の尊厳と寛容を謳う。1973年サンレモ国際映画祭グランプリ。
ジョージアを代表する映画監督テンギズ・アブラゼが1967年に手がけた作品で、「祈り 三部作」の第1作。19世紀ジョージアの国民的作家V・プシャヴェラの叙事詩をもとに、ジョージア北東部の山岳地帯に住むキリスト教徒とイスラム教徒の対立が描かれる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年8月4日 |
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キャスト | 監督:テンギズ・アブラゼ |
配給 | ザジフィルムズ |
制作国 | ソ連(ジョージア)(1967) |
上映時間 | 78分 |
公式サイト | http://www.zaziefilms.com/inori3busaku/ |
(C) “Georgia Film” Studio, 1968 (C) RUSCICO, 2000
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-10-28
ヘイト・クライムでの銃発砲事件等、宗教間の抗争の絶えない物騒な現代社会にとり、本編で描かれた如き愛の和解のテーマはずしりと重く広がる。スクリーンに写し出された、蝋燭を灯火に浮かび上がる乙女の一瞬の姿が、モノクロームの本フィルムの〈美の結晶〉!こんなスチル写真やポスターや映画館の看板を観たら入館せずにはいられまい!