P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-11-02
豊島区にある熊谷守一美術館に行った時のことを思い浮かべながら見た
もりのいるばしょ
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豊島区にある熊谷守一美術館に行った時のことを思い浮かべながら見た
🐜本篇はねえ,画家・熊谷守一の自宅の庭での草花や蟻や蜻蛉,猫等の動植物への愛情深い観察力と映画監督・沖田修一の持つユーモラスな人間観察力のコラボレーション何だ🍀
モリを中心に、世界が広がり、その住居は、小さな森であり小さな宇宙。モリと関わる人々は、その生き方に、自然と引き込まれ、一人一人は不器用だけれど、モリを中心に素晴らしい人間関係が成り立っている。憎めない性格に、奥さんが支えたくなるのも分かる。正に、無為自然に生きる姿が愛らしく、モリのおかげで、人間もすてたもんじゃないと、生きる楽しさを思い出させてくれる。
試写会での希林さんの、素敵なトークを思い出します。
私は希林さんの映画の中で一番、モリのかあちゃん役が好きです、
まだ上映中ということですが、追悼で、多くの映画館で再演していただきたいです!
もっと尖った作品かと思っていましたが、肩肘張らずに気楽に観られました。モリの周りに集まる人々の優しい日常(非日常?)が微笑みを生みます。