否定と肯定 作品情報

ひていとこうてい

1994年、アメリカのジョージア州アトランタにあるエモリー大学で、ユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタット(レイチェル・ワイズ)が講演を行っていた。彼女はイギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィング(ティモシー・スポール)が訴える大量虐殺はなかったとする“ホロコースト否定論”の主張を看過できず、自著『ホロコーストの真実』で真っ向から否定していた。ある日、アーヴィングはリップシュタットの講演に突如乗り込み、名誉毀損で提訴する。訴えられた側に立証責任がある英国の司法制度で戦うことになったリップシュタットは、“ホロコースト否定論”を崩さなければならない。彼女のために英国人による大弁護団が組織され、アウシュビッツの現地調査など、歴史の真実の追求が始まる。2000年1月、多くのマスコミが注目するなか、王立裁判所で始まった歴史的裁判の行方は……。

「否定と肯定」の解説

ホロコーストを巡る実際の裁判に基づく法廷ドラマ。ユダヤ人女性の歴史学者リップシュタットは、イギリスの歴史家アーヴィングによる大量虐殺はなかったとする説を自著で否定する。アーヴィングから提訴された彼女は、ホロコースト否定論を崩す必要があった。出演は、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「フル・モンティ」のトム・ウィルキンソン、「ターナー、光に愛を求めて」のティモシー・スポール。監督は、「ボディガード」のミック・ジャクソン。

ホロコーストをめぐる実際の裁判に基づくドラマ。ユダヤ人女性の歴史学者リップシュタットは、イギリスの歴史家アーヴィングの大量虐殺はなかったとする説を自著で否定する。アーヴィングから提訴された彼女は、ホロコースト否定論を崩すべく法廷で対決する。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2017年12月8日
キャスト 監督ミック・ジャクソン
原作デボラ・E・リップシュタット
出演レイチェル・ワイズ トム・ウィルキンソン ティモシー・スポール アンドリュー・スコット ジャック・ロウデン カレン・ピストリアス アレックス・ジェニングス
配給 ツイン
制作国 イギリス=アメリカ(2016)
上映時間 110分
公式サイト http://hitei-koutei.com/

(C)DENIAL FILM, LLC AND BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2016

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、5件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-07-20

そしてアウシュヴィッツ強制収容所の存在そのものを否定した歴史学者のアーヴィングの議論に乗せられずに法廷での沈黙作戦で,彼に自ら墓穴を掘らせた英国での裁判手法も本篇最大の見処だった。レイチェル・ワイズの抑制した感情表現も小粋で…

最終更新日:2022-07-26 11:03:22

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