明日にかける橋 1989年の想い出 作品情報
あすにかけるはしせんきゅうひゃくはちじゅうきゅうねんのおもいで
会社員のみゆきは、活気はないものの、海や山に囲まれ田園風景や茶畑が広がり晴れた日には富士山も姿を見せる小さな町で暮らしている。酒に溺れ仕事をしない父(板尾創路)、心を病み家事ができない母を一人で支える。約20年前の1989年7月、県内でも最大規模を誇る町の花火大会に出かけたその日、みゆきの失言が原因で小学生だった弟・健太が交通事故で亡くなった。それをきっかけに父母は変わり、高校生だったみゆきは進学を諦め就職。やるせない思いを抱えていた。父が亡くなり葬儀を行った夜、酔いがまわり後輩のアヤカ(草刈麻有)たちと町を歩いていた彼女は、願い事をして全力で走れば願いが叶うと言われている明日橋に出てくる。酔った勢いもありその橋を後輩と一緒に走ったところ、気付けばみゆきはバブル絶頂期の1989年、事故の前日にタイムスリップしていた。今なら弟を助けることができるのではというアヤカの言葉に、そんな簡単に行くはずがないと思いつつ、自宅で元気な健太や両親の姿を目にし心が揺れるみゆき。弟を助け家族を救う手立てを探していく。
「明日にかける橋 1989年の想い出」の解説
静岡県袋井・磐田両市・森町を舞台にした家族ドラマ。弟の事故死をきっかけに家庭は荒み、みゆきは一人で家を支えていた。父の葬儀の夜、願いが叶うと伝わる明日橋を駆け抜けたみゆきは、事故の前日にタイムスリップする。市民有志が中心となり製作された。浜松市で撮影した「青い青い空」、湖西市の「朝日のあたる家」、島田市の「向日葵の丘・1983年夏」と、静岡県内を舞台にした作品を多く手がける太田隆文がメガホンを取る。家族を救おうとする主人公みゆきを「軽蔑」の鈴木杏が演じるほか、「火花」の監督などマルチな才能を発揮する板尾創路、「向日葵の丘・1983年夏」でも太田監督と組んだ田中美里、映像・舞台で活躍し続ける宝田明らが出演。
静岡県袋井市を舞台にしたドラマ。弟の事故死をきっかけに荒んだ家庭を一人で支えているみゆき。2010年の夏のある日、願いが叶うと伝わる明日橋を駆け抜けたみゆきは、弟が死んだ1989年にタイムスリップする。家族を救うことができるかもしれないと希望を見出すが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年6月30日 |
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キャスト |
監督:太田隆文
出演:鈴木杏 板尾創路 田中美里 宝田明 越後はる香 藤田朋子 草刈麻有 冨田佳輔 田崎伶弥 長澤凛 弥尋 亜湖 山下慶 山本淳平 天玲美音 大石千世 栩野幸知 宮本弘佑 岡村洋一 嵯峨崇司 増田将也 本間ひとし 真木恵未 遠藤かおる |
配給 | 渋谷プロダクション |
制作国 | 日本(2018) |
上映時間 | 131分 |
公式サイト | http://asunikakeruhashi.com/ |
(C)「明日にかける橋」フィルムパートナーズ
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「シロウ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-07-02
1989年という時代背景を過ごしてきて、現在子供を持ち頑張ってる大人たちが観るにもってこいの映画だと思います。毎回太田監督がテーマとする「親と子に伝えたい大切なこと」今回の明日にかける橋も、あちこちに表現されている。見終わったあとは心がスッキリします。