P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-09-06
衣裳,色彩構成,照明,一幅のクラシック絵画の如き本篇,ラストでカジュアルな服装で舞台に上がる演出家ソフィア・コッポラの姿も在って
そふぃあこっぽらのつばきひめ
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衣裳,色彩構成,照明,一幅のクラシック絵画の如き本篇,ラストでカジュアルな服装で舞台に上がる演出家ソフィア・コッポラの姿も在って
そして,父フランシス・フォード・コッポラ監督の映画「ゴッドファーザーⅢ」の娘役で大抜擢されたソフィア・コッポラ嬢,其処ではラストのオペラ・シーンがクライマックスと為る…。本編でオペラを演出する様な下地は映画出演体験での此の時にもう築かれていたのかも…。💃
衣裳担当のヴァレンチノがソフィア・コッポラ監督に演出をオファーしたきっかけと為った映画「マリー・アントワンット」にはオペラシーンが劇中劇として出て来る…。其処では、お洒落sで食いしん坊な普通のアントワネット役のキルステイン・ダンスト嬢自身が歌曲を唱う🎵オペラをよりリフレッシュさせたいと云うヴァレンチノの狙いは舞台の本編で見事に活かされていた見たいだね!
椿姫のフランチェスカ・ドット嬢の風貌が何処と無く往年の大スターのアリダ・ヴァリを想わせたせいか本編を視聴していて、ルキノ・ヴィスコンテイ監督の映画「夏の嵐」が蘇って来た…。嘗て長蛇の列で観た其の伊太利亜文化会館での上映会は、何と英字幕版だったけれどー。ヴィスコンテイ監督も又、映画と演劇を或いはオペラを交互に演出して来た巨匠何だ!ソフィア・コッポラ監督がそんなチャンスに応えたのが本作。堂々たるオペラ・デビューを飾れたのは彼女の死生観とヴェルデイのオペラの内容の一致点も大きいからだろう~🎵🎶💤🎼🤰
作曲家カーマイン・コッポラの孫に当たる監督ソフィアのクラシックへの血が騒がせたのだろうか、正攻法で華麗なオペラ演出と為った様だ…。此の歌劇舞台の演出経験が新作映画「ビガイルド~欲望のめざめ」で発揮される重厚な悲劇にも活かされたと想えて来たんだー。