P.N.「まー太郎」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-08-09
本当の出来事だと知り観ました。
悲しいく面白く…よくある話なんですが、涙がポロリと出ました。
斎藤工監督作品。俳優さん選び・,歌,場所や映画、昭和感がありとても好きです。リリーフランキーはどの作品もどの役も合う俳優だなって改めて感じた。子役さんも可愛く上手でした。
ぶらんくじゅうさん
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本当の出来事だと知り観ました。
悲しいく面白く…よくある話なんですが、涙がポロリと出ました。
斎藤工監督作品。俳優さん選び・,歌,場所や映画、昭和感がありとても好きです。リリーフランキーはどの作品もどの役も合う俳優だなって改めて感じた。子役さんも可愛く上手でした。
俳優のブレイクが全国上映にだいぶ貢献してると思う。
本来ならぴあスカラシップ作品程度の小作。
作品の基になった実話はもっと悲しくてやがて可笑しいのかな!?
って喪主になったことのある者としては思う。
語らない、余白を残すと高橋一生は演技スタンスを語っていたが、瞬きし過ぎの顔芸は逆に多くを語りすぎた様だ。
斉藤工の映画への愛は伝わるが行き当たりばったり的な荒さが、
映画ファンの造った初長編作品という域から出ていないと感じさせた。
上映時間が短くて、あっけなく終わってしまった感がある
。。が、1日すぎてもまだ、
余韻が残っている。
多くを語らないのに、印象に残る場面が多く、人生の終わりを考えさせされた。
数年前に亡くなった父の思い出は、情けない姿、弱い姿ばかりが心に残っている。それが、葬儀に集まって下さった他人には分からない、家族に見せていた顔だったのかもしれない。
心から泣いてくれる個性的な知り合いがいる一方で、
父に苦労させられた恨みから、心が少しずつ解放されていく息子たちと妻の姿が印象に残った。演技力のある俳優さんの中で、子役さんたちの演技が
光っていて素晴らしい。
余計な演出、余計なセリフ、余計な説明のシーンが一切ない。淡々と、物語が進んでいく。
役者さんも表情だけで演技をしている。それでも心の動きが手に取るように分かる。前半は胸が締め付けられるような感じが続く。皆さんの演技力の高さに息を飲む。
後半のお葬式のシーンから、あれ?笑える。あれ?おかしい!!と、段々と不思議な笑いの世界へ誘われる。そして、笑いと涙の融合で心が満たされる。そんな映画。
役者も監督も、編集も音楽も。センスの塊が集まるとこんな感じかぁと。日本映画、面白いです。もう一度観たいです。
実話モチーフということもあり、同じ境遇で自分と重ね合わせて見た方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
親に失踪され残された家族の視点、失踪した親の視点、どちらサイドから見ても切なく、でも救いも愛もありました。
また見ます。
私の父親が胃がんだということが3日前にわかりました。
検査検査の日々が続くようです。
私は長~い思春期で父親がきらいです。笑
けれど胃がんだと連絡があった後、涙が出ました。嫌いな父親なのに。映画とタイムリーな状況が重なりビックリしています。今後の自分の行動をどうするのか、映画を見てとても参考になりました。素敵な映画でした。前向きになれました!ありがとうございました。
一生さんの多くは語らないお芝居は流石です。もう目の表情だけで 充分 です。
お葬式の場面には ただただ 齋藤工の監督としてのセンスに酔いしれました。日本映画の未来に 期待が持てる作品でした。