P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-03-07
そして又,トラン・アン・ユン監督の母国のVietnamにも吉祥図像の何とも素敵な版画が在って魅力だけど本編のラストシーンの永遠の生命の豊穣感って,そんな素朴な木版画の世界にも通じ逢うのかも…。ナイーヴな洗練さとでも云えるのかなあ。
えたにてぃえいえんのはなたちへ
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そして又,トラン・アン・ユン監督の母国のVietnamにも吉祥図像の何とも素敵な版画が在って魅力だけど本編のラストシーンの永遠の生命の豊穣感って,そんな素朴な木版画の世界にも通じ逢うのかも…。ナイーヴな洗練さとでも云えるのかなあ。
恰かもオーギュスト・ルノワールの絵画の様に美しい映像詩!台詞を極力排しnarrationとクラシック音楽とで紡ぐ3世代の年代記。「愛は学ぶもの,与えられるものじゃない…」,生命育むエロス&タナトスの本・監督の世界観が広がるー。🚼
俳優を最高に美しく撮った素晴らしいリー・ピンビンのカメラワーク!耽美的な世界に何時までも浸っていたい様な目眩く歓喜と苦悩のensemble…,一寸イングマール・ベルイマン監督の家族の或いは結婚風景を画いた作品の記憶も蘇って来るんだー。大screenで是非観て見たいんだね。完璧なアニメーションの如きクラシカルな音色が響き合う🎶
19世紀末から20世紀初頭のフランス上流階級の一人の女性を通して、人の生と死とは何かを表現する作品だが、作品全般にナレーションが入っており、観る者はナレーションを追いかける事になってしまうのが残念。この作品の一番良い点はおば様からお子様まで、とにかく女性が美しい事。特に若き日『ダヴィンチ・コード』で圧倒的な存在感を示したオドレイ・トトゥが素敵に歳を取った姿を見れて非常に満足