カフェ・ソサエティ 感想・レビュー 5件

かふぇそさえてぃ

総合評価4.8点、「カフェ・ソサエティ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-14

ウッディ・アレン監督の作品にはいつも軽妙な笑いがあり、「含み」や「余白」を楽しませる。
だが、今回は生まれ育ったニューヨークとハリウッドの大がかりな対比を持ち込み、2人の女性にそれぞれ情熱と癒やしを投影してコントラストが際立っている力業の作品だ。

カリフォルニアの昼はひたすらまばゆく、ニューヨークの夜は照明も重たい。
両極端を反映するように2人の女性がキャラを立てる。

ハリウッドのプロデューサー助手からニューヨークのナイトクラブ支配人に転職し、その女性たちを渡り歩く主人公は、対照的にふわふわしている。
見た目、脇役のジェシー・アイゼンバーグが実にはまっている。

余白どころかはみ出すくらいに両海岸の要素を詰め込み、パターン化の極みのような人間模様で、逆に笑いを誘おうというのがウッディ・アレン監督の狙いのようだ。

今までのアレン作品とはちょっとズレたところでクスリとさせられる。
シャネル提供の衣装も随所にまばゆい。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-09-08

叔父のステイーブ・カレル、ブレイク・ライブリー嬢とクリステイン・スチュアート嬢の愛すべき二人のヴェロニカ、主演のジェシイ・アイゼンバーク君が次第にロバート・デニーロ見たく貫禄が付いたり、昔の恋が再燃したり、人生ままなら無いくて。円熟したウデイ・アレン監督のシナリオ・演出や作品構成も最高、二人の複雑な感情を鮮やかに切り取った。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-08-17

そしてクリステン・スチュアート嬢のハリウッドとニューヨークの「二人のヴェロニカ」振りも見処何だ!ハイソで嫌味な女への変貌も女優として演じ甲斐が在る所、ウデイ・アレン監督はオリビエ・アサイヤス監督作品「アクトレス」で見せたクリステンの佳さを本編でもふんだんに引き出してるんだ…。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-23

ウデイ-アレン監督の<人生万歳>と<ミッドナイト-イン-パリ>等をブレンドした大人のカクテルの様なビターテイストな味わいが有る傑作♪ユダヤ人の家系に育ったアレンの自伝的な雰囲気では<アニー-ホール>を想い出した♪

P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-05-05

この映画が持ってる【大人の雰囲気】―好きだなあ!
ウディ・アレン監督・脚本作の中では大絶賛するものじゃないかも知れんが、1時間36分存分に楽しめました。
こうした大人の為の洒落たドラマを書かせたら素晴らしい脚本家(兼監督)がいらっやるアメリカ映画界が羨ましい。
これが邦画だったら、ドロドロの陰湿・修羅場作品に成ってたかも知れんな。
まあ定職持たない若造より、ハリウッド映画界で顔の効く富豪の叔父さんと一緒になった方が正解だわなあ…。

最終更新日:2024-05-24 16:00:02

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