カフェ・ソサエティ 作品情報
かふぇそさえてぃ
1930年代。もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい……。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ハリウッドを訪れる。華やかな映画の都には、全米から明日の成功を目指す人々が集まり、熱気に満ちていた。そんななか、業界の敏腕エージェントである叔父フィル(スティーヴ・カレル)のもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴェロニカ“愛称ヴォニー”(クリステン・スチュワート)の美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、実はヴォニーには密かに交際中の別の男性がいることに彼は気付いていなかった。やがて、ボビーはもうひとりの美女ヴェロニカ(ブレイク・ライブリー)と出会うのだが……。
「カフェ・ソサエティ」の解説
1930年代のハリウッドを舞台に、ウディ・アレンが紡ぎ出すロマンティック・コメディー。映画業界で働くことを夢見る平凡な青年ボビー。業界の敏腕エージェントである叔父のもとで働き始めた彼は、叔父の秘書を務めるヴォニーの美しさに心を奪われてしまい……。出演は「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」のジェシー・アイゼンバーグ、「アクトレス 女たちの舞台」のクリステン・スチュワート、「ロスト・バケーション」のブレイク・ライブリー、「フォックスキャッチャー」のスティーヴ・カレル、「教授のおかしな妄想殺人」のパーカー・ポージー。撮影監督は「地獄の黙示録」「ラストエンペラー」のヴィットリオ・ストラーロ。
ウディ・アレンが、ハリウッドの黄金時代に、華やかな社交界“カフェ・ソサエティ”で生きる青年の恋と人生を描くコメディ。映画業界で働くことを夢見るボビーは、敏腕エージェントの叔父を頼りハリウッドへ。ボビーは叔父の秘書ヴォ二ーに惹かれ親密になるが。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2017年5月5日 |
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キャスト |
監督:ウディ・アレン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ クリステン・スチュワート ブレイク・ライブリー スティーヴ・カレル パーカー・ポージー ジーニー・バーリン コリー・ストール ケン・ストット |
配給 | ロングライド |
制作国 | アメリカ(2016) |
上映時間 | 96分 |
(C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
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ユーザーレビュー
総合評価:4.8点★★★★☆、5件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-14
ウッディ・アレン監督の作品にはいつも軽妙な笑いがあり、「含み」や「余白」を楽しませる。
だが、今回は生まれ育ったニューヨークとハリウッドの大がかりな対比を持ち込み、2人の女性にそれぞれ情熱と癒やしを投影してコントラストが際立っている力業の作品だ。
カリフォルニアの昼はひたすらまばゆく、ニューヨークの夜は照明も重たい。
両極端を反映するように2人の女性がキャラを立てる。
ハリウッドのプロデューサー助手からニューヨークのナイトクラブ支配人に転職し、その女性たちを渡り歩く主人公は、対照的にふわふわしている。
見た目、脇役のジェシー・アイゼンバーグが実にはまっている。
余白どころかはみ出すくらいに両海岸の要素を詰め込み、パターン化の極みのような人間模様で、逆に笑いを誘おうというのがウッディ・アレン監督の狙いのようだ。
今までのアレン作品とはちょっとズレたところでクスリとさせられる。
シャネル提供の衣装も随所にまばゆい。