P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-20
監房の韓国の詩人・伊東柱と詩に魅了された看守との関係も本篇の国民的詩人ネルーダのepisodeを彷彿と
ねるーだおおいなるあいのとうぼうしゃ
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監房の韓国の詩人・伊東柱と詩に魅了された看守との関係も本篇の国民的詩人ネルーダのepisodeを彷彿と
プロレタリア作家の小林多喜二の短い生涯を題材にした音楽劇〈組曲虐殺〉を観てると,取り締まる側が其の対象の文藝作品を熟知するプロセスでファンに為って仕舞うと云う本篇の作風が連想されて来た んだなあ
パブロ・ネルーダの妻を演じたメルセデス・モラーンが何とも魅惑的で,思想や財力共に国民的な詩人の創作力を真に支えた原動力何だ!パブロ・ラライン監督はネルーダの伝記映画と云う枠組みを超えてネルーダに読ませたい虚構としての小説、大いなる詩人ネルーダの線に沿ったサスペンスフルな逃亡劇として生き生きとした感情表現に訴えてる✨
ガエル・ガルシア・ベルナルが扮するのは、パブロ・ネルーダを執拗に追う警官。彼の存在そのもの迄も又、詩の虚構に取り込んで仕舞う天才詩人ネルーダの詩の世界…。大統領サイドの追う者と追われるレジスタンスやコミュニストたちの間のサスペンスフルで思わず息を飲む、対決と奇妙な絆を見事に炙り出したね🎵嘗て大島博光訳で読んだパブロ・ネルーダの愛と革命の詩だが本編でも素敵な朗読のシーンがまま有るよ!ピカソとの友情のラストも鮮やかで✍️。