P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-07-15
フィリップ・デイジャンの原作自体が恰かも映画女優イザベル・ユペールを想定してたのかも知れない…。其の矜恃とスキャンダルさに於いて
える
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フィリップ・デイジャンの原作自体が恰かも映画女優イザベル・ユペールを想定してたのかも知れない…。其の矜恃とスキャンダルさに於いて
そして,サスペンス映画の犯人推理の手法を逆手に取って見事にヒロインの欲望を充たす強かなミステリーは寧ろホラーに近いかも知れない!
変キャラなヒロイン役のイザベル・ユペールを視てると「3人のアンナ」の洪サンス監督での彼女の姿が思い浮かんだ。洪監督だったら本編の様なeroticなミステリーをどのように描くだろうかと。又、ヒロインがイザベル・ユペールじゃなくて映画「氷の微笑」見たくもっと肉感的なら一体全体どうだろうかとかetc.etc.
本ポール・ヴァーホーベン監督のエリザベス・バークレイ主演の映画「ショーガール」を観た…。業界の内幕もの何だが、クラシックの名篇「イブの総て」見たくショー・ビジネスの世界の泥々とした感じも佳く出て居るー。生き残りを懸けたサバイヴァル感も有り、男を蹴散らすニュー・ヒロインの誕生と相成った。最低主演女優賞の栄誉迄受けた傑作、ファム・ファタール!👩💃🕺👸👼👩❤️💋👩
これはアメリカ映画や邦画で扱ったら、容赦なく駄作になった。題材選びと主人公像、キャスティング、背景描写のマッチングに成功している。ただ、主人公像のせいで、見終わった後の印象は、可もなく不可もなく、ただ他人のドラマが流れていく、だった。好き嫌いが分かれる所だと思った。