P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-06-07
Movie plus のTV 放映で久々に<サンドラの週末>を観た。最後の方でマリオン・コテイヤールが臨時工のアフリカ系黒人の青年に働き掛け青年は説得に応じる…。其のシーンで本編冒頭の移民女性への診療拒否のシーンを思い出した。非正規労働者や移民等、社会的に弱者とされる人々への眼差しの暖かさ。其の辺りが一貫してジャン-ピエール&リュック-ダルデエンヌ兄弟監督作品のモチーフなんだろう。
ごごはちじのほうもんしゃ
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Movie plus のTV 放映で久々に<サンドラの週末>を観た。最後の方でマリオン・コテイヤールが臨時工のアフリカ系黒人の青年に働き掛け青年は説得に応じる…。其のシーンで本編冒頭の移民女性への診療拒否のシーンを思い出した。非正規労働者や移民等、社会的に弱者とされる人々への眼差しの暖かさ。其の辺りが一貫してジャン-ピエール&リュック-ダルデエンヌ兄弟監督作品のモチーフなんだろう。
結末も含め平凡な内容。主人公が罪悪感から自ら事件の真相を追い掛けるのだが、はっきり言って医者の職分を超えているし、自分勝手にすら見えて共感できない。正直なところ期待外れの作品だ
外国映画を見る楽しみのひとつに市井の人々の何気ない日常を垣間見ることができるという点があります。そういう意味では面白かったです。謎解きという点では、微妙かな。氏名不詳でも少女の置かれた境遇は何となく想像出来、その通りだったので。
前作がマリオン・コテイヤール主演で彼女が肉薄してほぼ全シーンに出ていた様に本編もそのスタイルを踏襲している。アフリカ移民の女性をドワを閉ざした過ちで亡くした喪失感が代診女医のヒロインを突き動かす…!ダルデイエンヌ兄弟監督がヒッチコックタッチのミステリー手法で挑んだ愛のヒューマンドラマ!犯人が判っても深い衝撃と余韻を残す。ケンローチ監督の<私はダニエル・ブレイク>とも何処か通じ会う快作。
診療所で一人頑張って患者達と触れ合っている主人公。自分の判断の謝りで救えたかも知れない女の子、悔やみながら真相を追っていく。やさしさと力強さを感じながらストーリーに惹きこまれた。