ミューズ・アカデミー 作品情報

みゅーずあかでみー

バルセロナ大学哲学科。イタリア人のラファエレ・ピント教授が、ダンテの『神曲』における女神の役割を皮切りに、文学、詩、そして現実社会における『女神論』の講義を展開してゆく。社会人の受講生たちも積極的に加わり、次第に熱を帯びる議論。生の授業撮影かと思わせる導入部に続いて、教授と妻が激しく口論する姿が映し出される。やがて何人かの受講生の個性が浮かび上がると共に、教授の行動の倫理が問題となってくる……。

「ミューズ・アカデミー」の解説

「シルビアのいる街で」のホセ・ルイス・ゲリンがフィクションとドキュメンタリーの境界を漂いつつ、文学や芸術を紐解こうとした意欲作。バルセロナ大学哲学科のラファエレ・ピント教授が『女神論』の講義を進める中で、教授の行動倫理の問題が浮かび上がる。登場人物のラファエレ・ピントは、実在のピント教授が演じている。

「シルビアのいる街で」のホセ・ルイス・ゲリンによるフィクション・ドキュメンタリー。バルセロナ大学哲学科のラファエレ・ピント教授は現代のミューズ像を探る講義『ミューズ・アカデミー』を開講する。だが教授と生徒の議論は予想せぬ方向へと向かっていく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2017年1月7日
キャスト 監督ホセ・ルイス・ゲリン
出演ラファエレ・ピント エマヌエラ・フォルゲッタ ロサ・デロール・ムンス ミレイア・イニエスタ
配給 コピアポア・フィルム(提供:マーメイドフィルム)
制作国 スペイン(2015)
上映時間 92分
公式サイト http://mermaidfilms.co.jp/muse/

(C)P.C. GUERIN & ORFEO FILMS

動画配信で映画を観よう! [PR]

予告編動画

※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-01-27

映画シルビアのいる街で画家志望の青年が追い求めたミューズは追い駆けても追い付かない遠心的な偶像で有った…。本編の講義にも理想の女性像はそんな風にも語られるー。シルビアはストカー紛いの見知らぬ青年の追跡を気味悪がったが市電の中で会話してそれなら言ってくれれば佳かったのにと告げる…。今回の教授の姿には洪サンス監督作品或いはイングマール・ベルイマン監督、いやロベルト・ロッセリーニ監督のイタリア紀行へのオマージュが有るのだろう♪

最終更新日:2022-07-26 11:03:23

広告を非表示にするには