P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-04-15
予め定められた運命に向かって収斂して行く群像ドラマの中に神の存在を問うたグザヴィエ・ドラン出演作
かみのゆらぎ
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予め定められた運命に向かって収斂して行く群像ドラマの中に神の存在を問うたグザヴィエ・ドラン出演作
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難解である。ストーリーを自ら組み立てる当世風の作品である。
テーマとしてエホバの証人の輸血拒否、崩壊夫婦、薄汚い老人セックスに耽る不倫カップル、近親相関をした叔父と姪、麻薬の取引などが飛行機事故を中心に取り巻く。
「全能の神などいない」と叫ぶ、セックスを他の男と楽しむ高齢の妻に捨てられた守銭奴。これが落ちです。
しかし、全体として考えさせる良い映画であった。詰め込み過ぎ感があるが。