P.N.「ルー」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-05-03
秀吉が若すぎる。しわくちゃのじじいにしないとリアリティが出ない。
はないくさ
総合評価4.33点、「花戦さ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
秀吉が若すぎる。しわくちゃのじじいにしないとリアリティが出ない。
最後の、自分のコンプレックスである猿に向き合う時の視線の映し方。最後の笑いっぷり。その演技を引き出したのは野村万歳さんだったのでしょう。美で秀吉と戦っていた利休に真の茶の心を思い出させた瞬間。何より専好の在り方が厳しさより全てを包み込んでしまう温かさであり、それこそがこんなにも人を再生させるんだということをこれでもかと見せつけられた映画だった。人を支援する時に必要なのは、厳しさではないこと。人は美しさでなければ受け取れないこと。妙法蓮華経もその意味も全て散りばめられてる深い内容。
萬斎さんの機知に富んだ軽妙な演技が、作品を面白くしました。
史実としての専好さんが、どんな人か知りません。
華道や茶道は、いわゆる生活にゆとりのある人がするものと思い込んでいたので、この作品を見て華道が近しく思えました。河原の死者に対して、花を手向ける専好さんが仏様に見えました。萬斎さんの動きの美しさに、魅了された時間といえましょう。
2度観ました。2度目も初めてのように楽しめました。沢山の人に観てもらいたい映画🎬でした。
花に仏さまが入っている👤
そのセリフで花の見方が変わってきて ひとつひとつの花に生命を感じるようになりました。
キャストも素晴らしい方たちで
感動しました。
いつの世も
現代の世の中の派閥 人間関係の無情さは同じものだと考えさせられました。
京都のお臍、六角さんは好きだから、敢えて一点。なんだろう?建立の歴史人の聖徳太子も、観音様も、かすれもしない味気なさ…。花を手向ける…。花を仏ではなく、他に向ける。仏は敬えど、貴方の中には仏がおりますよって仏の心を大切に。…如意棒と言うなんでもできる一本の棒があるように、如意輪観音は、誰の心も意のままにできる道を一輪の蓮の華(法)で表している。私の大好きで尊敬する中村天風さんのゆかりの地でもある六角さんですが、作品は、生け花になってしまい残念。
花で挑む戦は、けして派手ではないのですが…でも人の心を動かし温め、涙と感動を呼び起こすものだという事を感じました…一流俳優の皆様の素晴らしい演技と、京都の美しさと生け花の見事さと…沢山の「美」が織りなす芸術の様な映画で、終始夢心地で拝見させて頂きました。専好さんのお人柄にも、とても救われたと思います…ラストは本当に感動しました
いい映画なんだろうけど、最初の方で、主人公がさかなくんに見えてしまい、その後集中できず…
なんとなく、時間があったので見てみたのですが、素晴らしい作品でした。
映画を見終わり、他のお客さんからも思わず拍手が出るほど。
茶道や華道を体験されたことがある方にとって、また歴史が好きな方にとってとても楽しめる作品だと思います。
そうではなくても楽しめました。
この映画はあまり話題になっていない感じですが、花に焦点をあてたアングルなどが新鮮で、カラフルな画面が本編にプラスして楽しめました。織田信長と利休が思いの外良い人に描かれていて(笑) しかし、かなり亡くなった人がいたので(しかも酷い)モヤモヤします。
実力派のキャストが揃い、それぞれが良い味を出していて、とても楽しめた。花で秀吉の間違いを指摘し、見事にやり込めるあたりは痛快。脚本とキャストが良ければ自然に良い作品に仕上がりとなるという典型例だろう
脇役がすごい人たちで固められていて見応えがありました。利休が驕り高ぶる秀吉を、戒め損ねたのを専好さが、お花で戒める。花の力、自然の力は、偉大です。信長を敬愛していた秀吉は、「お茶やお花を学び上に立つ者は優しくあらねばならぬ」との言葉を思い出し、自分の器の小ささを感じたのかもしれません。
萬斎さんの演技、映像の美しさ、そして、心温まるストーリー。傑作です。
薦められて見てきました。よかったです。よく知られている歴史の逸話だけでなく、花戦さと言うタイトルどおり、花を中心に物語がすすむところが今までにない時代劇かなと、、、豪華キャストで、最後まで楽しめました。
戦闘シーンに縁のない、つまり、刀を持てない人々が静かに激しく戦う物語。この時期に、予言したかのように、政治諷刺が利いた脚本が良い。冒頭では機転の利く風流人として登場した秀吉が、天下を取って変貌する様子は、哀愁漂う皮肉を感じさせる。